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未来工作BLOG

2017.11.17

【プログラミング教育】合同発表会・本事業のまとめ

こんにちは。アベちゃんです。
11月5日、プログラミング教育実証事業における参加校5校が参加する合同発表会を行いました。
今回は、各校の発表と、本事業の結果報告を兼ねて合同発表会の様子をご紹介します。

合同発表会の様子

合同発表会では、信濃町、飯田市、天龍村の3拠点ごとに、本事業の参加校5校が集まりました。
各拠点をネットワークでつなぎ、テレビ会議を用いての発表の同時中継となります。
皆の前で、これまでのアプリ開発講座で制作した、チームごとの作品を発表です。
(アプリ開発講座の様子はコチラ・・・信濃町小中鼎中緑ヶ丘中天龍小・天龍中
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各会場をテレビ会議でつなげると、皆さんモニタの前で手を振ったりしていました。
ですが発表となると、実際に目の前にいる人に説明するのとはまたちょっと違っていて、少し緊張している様子でした。
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発表会は全部で2時間半。
10時から12時30分までの間、1チームあたり8分ほどの発表です。
会場のカメラを切り替え、鼎中学校、緑ヶ丘中学校、信濃町小中学校、天龍小学校・天龍中学校(合同)の順番で、実際に動くアプリの画面を映しながら、発表を行いました。
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発表では、事前に発表シートに書いておいた作品のポイントや経緯を説明しました。
時間内に完成させる事が出来て良かった、次回はもっと作りこんでみたい、など制作における体験談なども交えた発表が行われました。

合同発表会・投票グランプリ!

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全チーム分の発表が終わったら、どのアプリが一番よかったか、グランプリを投票で決めました。
賞は、生徒から、メンターから、先生から、で、それぞれ一番人気があった作品の3部門。
グランプリには未来工作ゼミ印の記念トロフィーを贈呈しました。
各グランプリを勝ち取ったのは以下の作品!
生徒賞:ペンタゴン(緑ヶ丘中学校:チーム スカイピース)
メンター賞:洒落凍LD(信濃町小中学校:チーム ペン)
先生賞:ペンタゴン(緑ヶ丘中学校:チーム スカイピース)
なんとチームスカイピースのペンタゴンはダブル受賞。
作品は、英・国・理・社・数の5教科のうち、例えば国語はシューティング、社会はRPG、というように、それぞれ違うジャンルにゲーム化して、家庭での学習をやりやすくして、代わりに宿題をなくす、というものでした。
さらにその上でこのチーム、発表も寸劇仕立てとなっていて、先生役とお悩み解決役の2手に分かれた説明を行い、誰が困っていて、どういう経緯で作ったのかまで、しっかり伝えられました。
児童生徒からはアプリ内容、先生からは発表の濃さ、が人気の決め手となって今回の結果に繋がったのだと思います。
チームスカイピースは緑ヶ丘中学校コンピュータ部の部長含むメンバーから構成されていました。
受賞のコメントとして、部長さんから「今回の講座が3年間の活動で一番楽しかった。」と嬉しい言葉も頂きました。
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グランプリを惜しくも逃したチームも、皆さんすばらしい発表でした。
今回発表してくれた作品と内容は信州未来アプリコンテスト0(ゼロ)にもエントリーをしましたので結果が楽しみです。

本事業全体を通して

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今回の発表会を経て、ひとまず、本事業のすべての講座が終了しました。
信州未来アプリコンテスト0(ゼロ)のエントリー結果次第では、さらに出展のため発表、となります。
以下は、開発講座終了後に取ったアンケート結果になります。
【児童生徒アンケート(一部抜粋)】
Anq_stu
・プログラミングを通して、アプリやゲームがどうやって動くのか理解できるようになった
・自分なりのアイディアを取り入れたり、工夫したりするようになった
・友達と協力して作業を進められるようになった
・難しいところであきらめずに取り組めるようになった
・自分でものを作りたいと思うようになった
以上5つの項目で「よくできた」「だいたいできた」が80%以上を占めました。
【メンターアンケート(一部抜粋)】
Anq_mn2
「実施できた」「だいたい実施できた」が92%を占めました。
Anq_mntr
・メインの指導者として、経験のあるサブメンターがついてくれれば指導できると思う(ひとりで指導するのは不安だ)
・サブメンターとして、経験のあるメイン指導者一緒にさらに指導経験を積みたい
以上2つの項目が計76%を占めました。

考察

【児童生徒】
児童生徒のアンケート結果より、受講前に比べ、児童生徒のプログラミングや身の回りのアプリへの理解が得られたことがわかります。
また、今後も継続的なものづくりに対し意欲的である事がわかります。
本事業では、プログラミングの勉強やパソコンの仕組みを知ることよりも、身の回りの困った人を助けるため、手段としてのプログラミングを使って、アプリ開発によって問題を解決することを目指しました。
自分のアイディアを、友達や身の回りの人を巻き込んで実現し、問題を解決しようと考えられるようになった事は、この目標を達成する事が出来たものと思います。
【メンター】
メンターのアンケート結果より、メンターは活動の達成感は得られましたが、未だひとりでメンターとして指導することに対しては不安を覚えている所が多くある事が分かります。
今回の事業における講座では、技術・指導の両方の面でメンターひとりに依る所が多くありました。
今後カリキュラムを組む際は、講座運用の基本的なことはマニュアル化するなどして、メンターの性格や経験に頼らなくとも一定の水準で運営できる工夫が必要であると思います。
本事業を通して実施した講座などはさらなる普及を目指して、カリキュラムの発展を検討しています。
ご興味のある方は未来工作ゼミへお問い合わせください。

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