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2021.11.22

レポート

第2回 プレクラ文化祭 レポート

第2回プレクラ文化祭

去る11月14日、第2回プレクラ文化祭が開催されました!
第1回と同様、普段PLAY&CRAFTをオープンしている横町LABOにて行われ、おかげさまで今年も満員御礼。大盛り上がりの一日となりました。
(去年の様子はこちら

当日はまず、午前午後ともにオープニングセレモニーとしてプレクラ劇団の演劇公演があり、今年は「垂乳根のおババ」という演目を披露させて頂きました。
この日のために練習を重ねてきた劇団員の子ども達。
座長ぜんぜもんの熱の入った指導に引っ張られるようにメキメキと演技力が上がり、クライマックスシーンの練習時、スタッフはいつも感動の涙で大変でした(笑)色々と覚えることが多く大変だっただろうと思うのに、きちんと記憶し、把握していて凄いの一言です。
段々と自分たちで演技の意見交換も出来るようになっていき、劇の時代設定が昭和初期なので、衣装や髪型もみんなで、もっとココをこうした方がいいんじゃない?等と言い合い確認しながら決めました。

午前も午後も沢山のお客様に観てもらえて子どもたちも本当にうれしそうでしたし、座長は特に午後の最初、おババの登場シーンで拍手が起こった時には「イケる!!!」と思ったそうです。
その予想通り、随所で拍手や笑いが起こり、演者の子どもたちも世界に入り込めていたように感じました。
ご観覧頂きましたみなさま、本当にありがとうございました!!

1階

オープニングセレモニーが終わると、いよいよ館内を自由に見て回ってもらう時間です。
1階では劇団の座長による劇団体験ワークショップ、ブース出展以外の子どもたちの作品展示、文化祭特別メニュー満載のカフェがオープンしていました。

劇団の公演終了後、その場で座長によるワークショップを開催。
低年齢の子ども達に合わせ、普段の劇団で行っている簡単な準備体操や表現演技練習を体験してもらい、親子で楽しそうに参加して下さる方もいてとても微笑ましい一場面でした。
ゴザの上でゴロゴロ転がったり体をふにゃふにゃのぐにゃぐにゃにしたり、日常生活では中々することの無い動き、感覚が養われる体験をしてもらえたのではないかなと思います。

作品展示のコーナーは、低学年の子どもたちと、ブース出展ではない3年生以上の子どもたちの作品が並んでいました。
昨年よりも作品を出してくれる子が多く、見応えのあるものになっていたのではないかと思います。
今年初めて参加する子も、他の子が文化祭の準備をしているとやはり気になるようで、最初はよくわからないから出さないと言っていた子も、やっぱり出そうかな…となるのがかわいく面白かったです。
周りに良い影響を与えてくれた先輩の子どもたち、さすがだなと感じました。

カフェも大変な人気でした!
ワークショップや試写会の合間に休憩しにきてくださったり、まるちゃんのお菓子が美味しく安心なことを知っている方はお持ち帰りのために立ち寄って下さったり。
特別メニューのお菓子は完売、いつものおにぎりやワッフルも沢山の方に召し上がって頂くことができました。

2階

2階プリミティブルームはブース出展になっており、3年生以上、且つ責任を持って自分のブースを管理できて、当日子どもスタッフとしてお仕事が出来る子ども達が作品展示をしていました。
自分の作品やお友達の作品にしっかり関われる時間を設け、2階の展示エリアで来場者の方の質問に答えたり、展示作品の説明をしたりする仕事を行ってもらいました。
自分の作品について説明するなんて恐らく人生初めての体験だっただろうと思いますが、みんな立派にこなしてくれて、自分の作品の感想や遊んでもらっている様子を間近で見ることが出来て嬉しそうでした。
去年一度文化祭を体験している子ほど今回の文化祭への熱量も多く、今年も文化祭をやります!と宣言をした1ヶ月前から率先して準備を始めている子もいました。
既にまた来年も子どもスタッフをやる気満々の子もいて、自分で決め、決めたことをやり遂げるという、大人でも難しいことをやってのけた体験は、彼らの自信として蓄積されたのではないかと思います。

反対側テックルームでは「手作りライトで宇宙探索をしよう!」ワークショップを行っておりました。
プレクラ文化祭の目的の1つとして、普段プレクラではどういうことをやっているの?どんな材料や道具が使えるの?といった疑問にお答えする、プレクラを知ってもらうというものがあり、遊びに来て下さった方が楽しんでくれる事が大前提で、そのためのワークショップでもあります。
子どもから大人まで多くの人に作っていただきました。
中には親子で一緒に作っていた方もいて、一時は満席になることもありました。
最初はどう作るかわからなかったり、どういうふうにしようか迷っていたりした人も、飾付けの段階になるとスタッフの助けなしに試行錯誤しながら自力で作っていました。
完成後は子どもだけで、あるいは親子一緒に宇宙空間にワープして、探索をして楽しんでもらえたようです。

3階

3階は、信州映画塾で子どもたちが作成した映画の特別試写会、OmOchim体験会、にしくんのボードゲームコーナー、そして、STEAMクラスの子ども達の作品展示がありました。

特別試写会も、たくさんの人にご来場いただきました。文化祭参加のほとんどの方に観て頂けたのではないでしょうか。
お客さんが集まった時間には、映画を撮影した子どもたちが舞台挨拶を行い、作品の裏話や見どころを紹介してもらいました。
作品上映中は皆さん真剣にご覧いただき、スリルあり、笑いありの和やかな雰囲気で作品をお楽しみいただき、お父さんお母さん方、小さいお子さんも、お帰りの際は「面白かったね〜!」と笑顔で会場を後にされていました。

絶賛開発中OmOchim。今回の体験会では、仮想空間でOmOchimを操って遊べるアプリ版を体験と実際のローバー(ロボット)の操作体験をしてもらいました。
操作体験では特にコースなどは設けずにボールや缶などを配置したエリアの中でコントローラーで操作してもらいました。
OmOchimはカメラを搭載していて映したものを画面上で見ながら操作できたりするのですが、カメラで写した内容だけ見て〇〇してみよう。というような独自のルールを作って遊んでくれていました。
アプリ版の体験は、こちらが用意したステージを自由にいじくりまわしてゴール目標を達成できるかな。というような内容だったのですが、ゴールに行くよりも仮想空間でOmOchimを操作したり、その中を改造することの方が楽しかったようで、特に興味のある子は時間内ずっと遊んでいてくれるほどでした。

更に、にしくんのボードゲームコーナーとして現在STEAMクラスで開発中のゲーム「wiggle」の展示もしていました。
このゲームは子どもから大人まで遊べる色をくっつけて遊ぶ積み木のゲームになっています。
今回は特別にオリジナルブロック作りが体験できるコーナーも設けてみたところ、来場した子どもたちが個性豊かでカラフルなブロックを作ってくれました。
Wiggleは11月20,21日に東京ビックサイトで開催されるゲームマーケットというボードゲームの見本市にも出展します。今後の動向にも期待したいですね!

ファンレター

去年から引き継いでいる、文化祭を行う目的の1つに「子ども達が一段階上のモノづくりを目指したくなるように促す」というものがあります。
プレクラでは日々子ども達に言っていることで「自分が納得、満足する作品が出来ればそれが一番」なのですが、せっかくなので技術の向上、一段階上のモノづくりも目指してほしい。
他の子の作品を見て、大人の作品を見て、自分の作品を振り返って、次はここをこうしてみても良いかも知れない、もっとこうするにはどうしたらよかったんだろう、と、自発的に考えて更なる上達を試みる。
それらの励みになったらいいなと、今年は来場者の皆さまにファンレターを書いて頂いていました。

しーちゃんはお手紙とかアンケートなどを書くのが大好きなので、ファンレターも絶対書きたい!と思う人種なのですが、まず文字を書くことも好きではないという人もいるよなぁと思い、どのくらいの方が書いてくれるか不安だったのですが、開けてびっくり!
予想を遥かに上回る枚数のファンレターが届いていました。
届いたファンレターはスタッフで仕分けして、大切に子ども達へ渡しています。
これが「顔が明るくなる、晴れる」ということなんだなと言うほどに、どの子も渡した瞬間に表情がパッと変わって本当にかわいかったです。ファンレター、やって良かったなぁと感じました。
各イベントやスタッフへのファンレターも入っていて感動しました!ありがとうございます。

おわりに

新型コロナウイルスにより、様々な規制、マスクで過ごす日々に疲弊している方も多くいらっしゃるかと思います。
そんな中、皆さまのご協力により第2回プレクラ文化祭を無事開催出来て、楽しんで下さっている様子を直接目に出来て、楽しかったですとお声をかけて頂いて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいでした。
既に新たな無料体験へのお申込みや、最近来れていなかったけど作成途中の作品を思い出して完成させたい!とお子さんが意欲的になっているというお話をきけており、子ども達の、作りたい!!の気持ちに火が点けられているんだなと実感しました。
また来年も、子ども達がより楽しんでくれるものにして行けたらいいなと思っていますのでお楽しみに!
プレクラ文化祭に関わって下さった全ての方に御礼申し上げます!ありがとうございました!

それではまた、しーちゃんでした〜!!

この記事を書いたクリエイター

PLAY&CRAFT 研究員

非公開: しーちゃん

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