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未来工作BLOG

2021.08.23

レポート

2021年度木島平村農村交流館出張講座レポート

こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
夏休み期間に木島平村の公民館的な場所である農村交流館で、小学生および中学生の希望者を対象に出張講座を行ってきました。その時の様子をレポートします。
※講座中は手指消毒液の配置や、定期的な換気、密にならない程度のチーム人数などに配慮して実施しています。

夏祭りの屋台を作ろう!

小学生向けの講座は、1日は2時間が2コマ、2日目に1コマという構成でした。
講座を通して一つのテーマに対してプログラムと工作で作品制作をしてもらいました。テーマは「夏祭りの屋台を作ろう!」です。
なかなかお祭りもあったりなかったりする時期なので、気分だけは夏休みになってもらおう。という考えです。
写真はゼミで制作したサンプル作品です。

どんな屋台にするかデザインから考える

テーマは夏末の屋台ということで、サンプルでも示したように雰囲気も含めて屋台の様に遊べる作品を作ってほしいと思いました。
キータッチを使った物理的なインタラクションをつかい、遊んだり、屋台っぽい演出などをプログラムで追加してもらいます。
素材となるダンボールやアルミホイル、ハサミやカッターなどを準備して、自由に使ってもらいました。

完成した屋台で遊ぼう!

合計6時間ほどの講座の中で、3つのチームがそれぞれの屋台を作ってくれました。
写真左は金魚すくいです。水面に見立てたアルミホイルにポイであるキータッチの接点(EARTH)を接続すると画面の中で金魚をすくうことができました。
写真右はチョコバナナの屋台。屋台の垂れ幕風の装飾の中に、手書きのチョコバナナが書かれています。割り箸をくじの様に取り出すことで画面の中で様々な演出が行われる作品でした。

中学生向けの講座は1日目が2時間1コマ、2日目が2コマでした。
中学生は未来工作ゼミで絶賛開発中のロボットである「オモチム」を使ってみました。
※オモチムの活躍は過去の記事も参照
1日目はシミュレーターを使って、プログラムツールに慣れてもらいました。この段階でも、チーム内で相談して試行錯誤しながらいじくりまわしてくれました。

オモチムを使ったスポーツを開発しよう

2日目は本番の開発です。テーマに沿ってプログラムと工作で実装します。開発テーマはオリンピックにも若干あやかって「オモチムを使ったスポーツを開発しよう」です。
オモチムを使ってボールをゴールへ運ぶサッカーや、ゴールへの到達時間を競うレースのようなものが考えられます。
小学生のときと同じく、素材やツールは必要なものをそろえて、チームごとに開発してもらいました。プログラムでできることを確認しながらオモチムをどう動かして、どんな場所で、どのような遊びを作るかをみんな真剣に考えてくれました。

完成したら遊んでみよう!

完成したスポーツはそれぞれのチームの個性が出たものばかりでした
ダンボールですっぽりと覆って中が見えない状態で、オモチムのカメラやセンサーをうまく利用して走破する迷路や、プログラムで仕掛けを解いてゴールへ向かう脱出ゲーム。オモチムを動力にルーレットのようにボールを回し投げて入ったところの得点を競うゲームなど。
使い方も仕組みも異なる楽しいスポーツが開発されました。計画的に作るチームもあれば、手探りの状態で出来上がったものにルールをつけてゲーム風にするところまで、アプローチも様々でした。

むすび

夏休み期間を利用しての集中講座となった今回。
小学生、中学生向けそれぞれに合った講座を提案してみました。
プログラミング講座は2時間程度でも楽しめますが、1日くらいまとまった時間が取れると工作と合わせてよりダイナミックな作品を作ることができます。
中学生は学校でもまだ本格的にプログラミングには触っていないとのことでしたが、オモチムのプログラミングツールにすぐ慣れて、自発的にどんどん作りこんでいってくれたのが印象的でした。

この記事を書いたクリエイター

プログラミングのハカセ

よーだ

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