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未来工作BLOG

2025.12.05

レポート

新島学園デジタル工芸教室 後期1年生レポート

こんにちは!ちーくんです。
最近一段と冬の足音が近くなってきましたね。

今回はそんな冬の気配も吹き飛ばす、元気いっぱいの新島1年生の授業風景をお届け。

新島学園デジタル工芸教室とは?

私たち未来工作ゼミが、新島学園で授業を行っている経緯について、改めてご紹介させていただきます。

今から約10年前、教育の現場ではプログラミング学習の必要性が盛んに議論され始めました。この新しい波を受け、新島学園でも、プログラミング学習を通じて生徒たちに実りのある深い学びを提供したいという考えがありました。

そんな折、新島学園の先生方が、ゲーム会社を経営している卒業生がいることを聞きつけました。その卒業生が率いていたのが、当時からプログラミング学習を行っていた私たち未来工作ゼミです。
学校側からのご提案があり、私たちの活動内容が学園の求める教育方針と合致したことで、協力体制が実現しました。

この先生と卒業生とのご縁によって誕生したのが、今日まで続く新島学園デジタル工芸教室なのです。

しりとりからキャラクターづくり!

今回の1年生の課題は、前期に引き続き「しりとり」から抜き出した3つのワードをモチーフに、
工作とプログラミングを駆使してキャラクターを制作することにチャレンジしました。

特に、キータッチというツールを使い、現実のアクション(トリガー)によって、
Scratch上でプログラムした音声や画面変化を起こすには「どう組み込むべきか?」と、試行錯誤しながら制作を進めていました。

キータッチとは、電気的接触をすることでPCのAキーからHキーを直接押さずともPCへキーを押した信号を入力できるアイテムです。

生まれたキャラクター

授業で生まれたキャラクターたち!制作が進むにつれてキャラクターへの想いが強くなり、最後は皆、真剣な表情で制作に取り組みました。
ここで、ユニークな設定のキャラクターを2つご紹介します!

🦍ゴリランダーさま(写真右)使った単語「りんご、ごりら、らんどせる」特徴「社交的で自身の美にこだわりと自信がある。青のランドセルを背負うと、キラキラ音が鳴るプログラムが作動するぞ!」
🐎ポニーちゃん(写真左)使った単語「うま、まいく、くぎ」特徴「マイクを持つといななきが鳴り、とんかちを持つと周囲に音が響くほどの勢いで釘を打つプログラムが作動するぞ!」

おわりに

今回の授業では、キャラクターづくりという「あそび」を通して、「現実のアクションをトリガーとし、プログラムを作動させる」というものづくりを体験してもらいました。

世の中の製品は、実はこの構造で動いているものがたくさんあります。
例えば、スマートフォンでアプリアイコンをタップしたらアプリが開くことや、PCでキーを押したら画面上に文字が入力されることなどです。

このキャラクターづくりを通して、皆さんが無意識のうちに、そういった「アクションとプログラムのつながり」の構造に気づくきっかけになってくれたら嬉しく思います。

以上、ちーくんでした!それではまた次回!

この記事を書いたクリエイター

ダンボール工作研究員

ちーくん

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