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未来工作BLOG

2021.08.24

レポート

令和3年度信州Makersキャンプ レポート

こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
長野県内の小中学生を対象とし、8月の7日8日の2日間を通して令和3年度信州Makersキャンプが開催されました。その時の様子をレポートします。
※講座中は手指消毒液の配置や、定期的な換気、密にならない程度のチーム人数などに配慮して実施しています。

小学生向け部門「楽しく無人島生活を送れるアイテムを作ろう!」

小学生向け部門は長野県総合教育センターの200人収容可能な講堂を使用し、計8チームで実施されました。
開発のテーマを「楽しく無人島生活を送れるアイテムを作ろう!」として、ダンボールやキータッチを活用したプログラミングで、自分たちがもし無人島生活をするとしたら、どんなアイテムをもっていくだろうと想像して作品制作をしてもらいました。
突飛なテーマではありましたが、その分想像を働かせる余地が大きく、各チームともメンバーと相談しながらどんどんを開発してくれました。
無人島に一人では寂しいだろうから、友達となる生物を作ろう。というものや、魔法の地図を作って無人島探検を行う作品など、チームの個性が出た作品ばかりでした。

2日間で開発して動画で発表!

諸般の事情を鑑みて、当初2泊3日の開催予定でしたが、短縮して日帰り2日間の時間となってしまいましたが、すべてのチームが時間内に作品を完成させてくれました。
作品発表は「Youtuberのような発表をしよう」として各チームのパソコンで発表動画を撮って紹介してもらいました。動画を撮るのは少しハードルが高いかなとも思いましたが、チーム内で協力して自分たちの作った作品のポイントを解説した動画まで時間内に作りきってくれました。

中学生向け部門「遠隔地に荷物を配達するため最適な経路と方法を計画せよ」

中学生部門は科学の甲子園ジュニア長野予選会を兼ねて行われました。
長野県の各地方を対象として開催のMakers教室で行われた予選を勝ち抜いた生徒たちがあつまり、6チームを作りました。小学生向け部門とは部屋を分けての分散開催です。
テーマは「遠隔地に荷物を配達するため最適な経路と方法を計画せよ」として、予選会で実施した未知の大陸の探索というテーマと地続きの内容でした。
島を模したエリアを線で囲い、平地、崖、洞窟にそれぞれ物資を運ぶことで得点が得られる競技です。

未来工作ゼミで開発中のプログラマブルロボットであるオモチムを使い、定められた場所に制限時間内に荷物を運びます。
完了した時間と場所によって得点が違うので、すばやく近くに運ぶか、時間がかかっても難易度と得点の高いところに運ぶかの戦略が問われます。
アプローチの方法も様々で、オモチムを使ってしっかり運ぶことを目指すチームもあれば、大掛かりな装置を使って空中から目的の場所にピンポイントで運ぶ戦術をとるチームもありました。
ポイントとなったのはプログラムはもとより工作の精度で、戦術がよさそうに見えても工作物が誤作動してうまくいかないなど、思ったようにいかないチャレンジを2日間かけて試行錯誤してもらいました。

最終日に試技!表彰式も開催

2日をかけて開発したプログラムと工作物を使って、最後に全体の前でチャレンジする試技の時間です。
練習ではうまく動いていたものも、なぜか本番ではうまく動かせなかったり、その逆もあったりと悲喜こもごもでした。
また、戦術だけでなくなぜそれを選んだか、どのような判断をしたかを口頭でプレゼンテーションしてもらい、その内容の確からしさも審査されました。
最後には小学生向け部門と合わせて成績に応じての表彰式が行われました。

むすび

2021年の新型コロナウィルス感染状況により、オンライン化も検討されましたが、教室の分散や手袋の着用、検温や手指消毒の徹底などを講じ、なんとか集まって開催することができました。
2020年はオンラインでも開催しましたが、やはりチームで集まって手を動かしながら試行錯誤する機会が持てたことが、参加者が学びを得るためにも良かったと感じています。
科学の甲子園ジュニアの県予選を兼ねていたこともあり、優劣をつける必要はありましたが、どのチームも独自の想像力とチームワークで見事な作品を作ってくれたと思います。

この記事を書いたクリエイター

プログラミングのハカセ

よーだ

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