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未来工作BLOG

2021.02.18

レポート

木島平村小学校6年生プログラミング出張授業レポート_2月

こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
プログラミングの授業を担当させてもらっている木島平小学校へ出向いて出張講座を行ってきました。その時の様子をレポートします。

感染症対策に学校にあったらよいと思う道具を作ろう!

この日にプログラミング学習として行ったのは「感染症対策に学校にあったらよいと思う道具を作ろう!」というテーマでした。
これは実は前回の5年生が挑戦したテーマと同じです。やはり今の時期にもっとも身近に直面している課題としてとらえてもらえるのではないかと思い、このテーマにしています。
キータッチとプログラムを組み合わせた3つの例を提示して、自分達の班だったらどんなものを作るかな。と問いかけてみました。

それぞれの班で試行錯誤の連続です

ダンボールや紙コップなどの工作素材や、カッターやハサミなどの道具は一通りそろえて持ち込んでいます。
生徒たちは班に分かれてどんなものを作ろうか。とりあえず素材を手に取ってみたり、例をいじくり回してみたりしてアイディアを練り出します。
作例にインスパイアされたり、町で見た感染症対策の仕組みなどを思い出しながら、それぞれに作品を組み立てていきました。

考えられた作品がそろいました!

完成した道具はどれも興味深いモノばかり、二つほど紹介します。
左側の写真は体温を申告するためのボタンです。36.0度から37.5度まで0.5度刻みのボタンがあり、口で言う代わりにボタンを押して体温を申告します。体温の申告値が高くなるほど警告音に近い音がなるようになっており、37.5度を押すと完全な警告音がなります。ボタンで申告するという発想と、音で警告音のレベルが異なるという点がユニークでした。
右側の写真は、建物を模した模型のあちこちにキータッチの接点が仕込まれており、人間の書かれたパーツをあちこちに向かわせることでその場所にあったイベントが起きるという感染症対策ハウスです。入口のドアに触ると体温チェックの音がなって、中に入ると自動的に消毒され、窓は定期的に換気される。というようにこうだったら良いのにな、という対策されたハウスが表現されていました。

むすび

私たちは活きたプログラミング学習にはテーマがとても重要になると考えています。
問題集にかかれた正解ではなく、一人一人がもっている課題感から湧き出たアイディアをいかにコンピュータを使って表現するか。がプログラミング学習で学ぶべきことだと思うからです。
今回は今まさに直面している課題を生徒たちにテーマとしてぶつけてみましたが、みんなそれぞれの視点から解答を出してくれました。もちろん。正解はありません。
6年生の小学校でのプログラミング学習はこれで修了となしますが、これからも正解のない課題に対して挑戦する心を忘れずにいてくれたらと思いっています。

この記事を書いたクリエイター

プログラミングのハカセ

よーだ

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