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2025.04.07

レポート

こどもたちの信州映画塾2025レポート

県内外の小中学生や高校生が合宿形式で映画を制作する「こどもたちの信州映画塾2025」が3月27日(木)~3月30日(日)までの4日間、長野市内にあるアソビズム横町ラボにて行われました。

2020年から始まり今年で6回目となる「こどもたちの信州映画塾2025」をレポートしていきます!

信州映画塾2025、よーいスタート!

信州映画塾恒例(?)のキャップを被り今年の映画塾が始まりました。

総勢24人の子どもたち+スペシャル講師+サポートスタッフでムギュムギュの横町ラボ3F。

子どもたちが見つめる視線の先にはスペシャル講師の下山先生と浦野先生の姿が!

今年も先生方による「映画づくりのコツ講座」からスタートです。

 

映画づくりのコツの伝授が終わったあとは1Fのロビーにて制作チームの発表です。

今年はいつものA・B班に加えて、編集作業までの一連を子どもたちだけでやっちゃうマスターコースが新設!

3班に分かれたあとは心と身体をほぐすアイスブレイクが始まりました。

アイスブレイクは「クマが来た!」という伝言ゲームを元に、それを映画塾バージョンにしてやってみました。

心と身体をほぐすだけでなく、発生練習までできちゃいましたね!

 

1日目:ストーリーを考える/台本をつくる

信州映画塾では毎年テーマを決めて映画作りをしています。

今年のテーマは「未来」!

 

班ごとにアイディアラッシュを行い、台本の制作にかかります。

「未来」から連想できる言葉を付箋に書いてブレストする班、マインドマップを使いながら発想を整理する班、ホワイトボードに意見を書いていく班などストーリーの紡ぎ方も班ごとに様々です。

ストーリーの大枠が決まったら台本と撮影順リストの制作、衣装選定などを行います。

映画の根幹や撮影の段取りに関わる部分なので、1日がかりでじっくりと決めていきます。

2日目:機材の練習/小道具制作や衣装合わせ

クランクイン(撮影開始)となる2日目は、朝からカメラやマイクなどの機材の使い方を学びます。

基本的に機材の説明は下山監督や映画塾塾長のおおさんから教えてもらいますが、6年間続いている映画塾には教える部分でも変化が…。

1年目から参加してくれていて今では中学生になった塾生が、今年新しく参加した塾生に教える姿なんかも見受けられました。

そして撮影にこれまた大事となってくる小道具制作や衣装合わせもこの日の午前から始まりました。

映画塾の基地である横町ラボは絵の具やダンボールなどの工作道具の宝庫です。

シーンに合った小道具を子どもたち自ら制作していきます。

午後からは各班シーンごとの撮影を開始し、クランクアップの2日目となりました。

3日目:撮影/編集

週間天気を見ると『2日目~3日目は天気には恵まれない」との予報だった今年の映画塾。

天気予報の通り3日目の朝はあいにくのミゾレ雪。

本日は城山展望公演付近でロケをしたかったA班の面々でしたが、予定変更で館内撮影を開始。

大事なロケが4日目になってしまいちょっと不安げな子どもたちでしたが、なんと昼過ぎにはお日様が顔を出しました。

映画塾のシーズンは花粉と黄砂の飛び散る春なので、例年の3月は展望公園の視界もあまり良くありません。

しかし今朝のミゾレ雪のおかげで空が洗われ視界の通った長野の街並みを背景に3日目の撮影をバッチリ終えることができました。

その頃B班は別の建物にて撮影を行なっていました。

B班は未来の学校をテーマとしているようです。

浦野先生からカメラを使った遠近法ギミックを教わり、クラス看板の設置位置を工夫。

ロケ地は天井の低い古民家だったのですが、天井高のある学校の廊下の表現ができました。

この日は終日館内撮影を頑張りました。

マスターコースのメンバーも別の建物にて撮影中。

ひとり、ふたり、さんにん、よにん……おや? 1日目よりもメンバーが減っている?

と思いきや、マスターコースは担当ごとに行動していたようです。

俳優部が撮影している間に、編集担当やサウンド制作担当が横町ラボで今まで撮影した動画をパラレルで編集しているとか。

チームワークをうまく活かせていますね!

夜はタイガー食堂の料理で映画塾の最後の夜を惜しみます。

みんなでひとつのモノづくりをしているからかな?

たった3日なのにすごーく仲良し!

4日目:最終日のラストスパート!

この日は15時30分からの上映会に向けてラストスパートです。

映画のタイトルを決めたり、告知用のポスターを作ったり、

エンドロール用の撮影をしたり、最終編集をしたり…

そして保護者や映画塾協力者たちが続々と集まる15時30分。

子どもたちの舞台挨拶から始まる映画塾の上映会が今年も始まりました。

 

舞台挨拶の中で印象的だったコメントをひとつご紹介します。

それは「下山先生、浦野先生、チームメンバーの有り難みを感じた4日間でした!」と挨拶してくれたマスターコースのメンバーのコメントです。

「信州映画塾2025」はそれぞれの中で大切なものに気づけた4日間だったのかもしれませんね。

 

~ひとりではつくれない。だから映画は面白い~

○編集後記○

今年もあっという間の映画塾。

信州映画塾2025にご協力いただいたみなさま、参加してくれた子どもたち、本当にありがとうございました。

 

どの場面を思い出しても、子どもたちの目がキラキラと輝く4日間。

子ども達の発見や葛藤、喜びの場面に立ち会えることはすごく幸せなことだなと思います。

感謝の気持ちと共に、これからも子どもたちとのモノづくり時間を過ごしてまいります。

 

作品の内容が気になる方もいるかと思いますが、今回のレポートではまだ秘密!

上映会のお知らせを楽しみにお待ちくださいませ☆

この記事を書いたクリエイター

放送委員

せっきー

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