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2020.09.24

レポート

中学校技術授業でプログラミング!新島学園中学校3年生授業_2020年レポート

こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
今年も群馬県の新島学園中学校にて中学校3年生の技術科でプログラミング授業を行ってきました。その時の様子をレポートします。

技術プログラミング授業「デジタル工芸教室」とは

デジタル工芸教室は中学技術の木工作品制作と、プログラミング授業とを一緒にやってしまう授業です。
中学1年2年3年それぞれでプログラミング授業を行いますが、マウスパッドやメモスタンドなど、パソコン作業で必要になる木工作品を事前に制作しておき、プログラミング授業で使いつつ、時間内に焼き印の押印をして最後の仕上げまで行う。という点がユニークです。

この日の中学3年生が挑戦するのは、アプリ開発!信州未来アプリコンテストへの出場を目標にアイディアとプログラミングで挑みます。
こちらの学校では中学の1年生から、プログラミングやScratch、キータッチなどのツールを使った授業を行わせていただいているため、3年生は全員基本はできている状態です。

デジタル工芸教室での特徴は、キータッチとプログラムを組み合わせた工作が大きな比重を占めるところにあります。学級の班でチームを組んで挑戦するために比較的人数がいることと、各チームごとにプログラムが得意な生徒と、工作や仕組みを考えるのが得意な生徒に分かれるためです。
プログラミングと言いつつも、実際に役に立てるために今後はいわゆるIoTの様に物理的なセンシングなども重要になってきます。キータッチを使っても工夫次第で振動センサや圧力センサなど感知する機能を作ることができるため、単なるプログラムよりアイディアの幅が広がります。

プログラミングでも試されるのは、いわゆる繰り返しや条件分岐などの知識ではありません。実際にアプリ開発してみると現実世界で何をしたときにどうリアクションするのか。のようにアイディアや仕組みを体感として機能に落とし込む必要が出てきます。概してキーが押された(キータッチが反応した)ときに何をするのか。という点が一番大事になってきます。
細かいプログラムの巧緻より、もっと大きな視点で自分のやりたいことや表現のためにどのようなコンピュータの動きが必要なのか。という事を考えることを学んでもらいたいと思っています。

むすび

一口にアプリ開発といっても、動くものを作る。たとえばスマートフォンアプリにしてストアに出す。というようなことは非常に簡単にできる世の中になってきました。
そういった環境が整った中では、なにかを目立つところに置いたことで満足するのではなく、自分が価値があると思えるもの、友人知人が必要としているものを見つけ出して形にする力がますます重要になっていると感じます。
果たして、アイディアをつらついてアプリコンテストに出場できるチームは現れるのか。授業は週を挟んでまだまだ続きますので結果もレポートしたいと思います。

この記事を書いたクリエイター

プログラミングのハカセ

よーだ

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