BLOG

未来工作BLOG

2021.11.08

レポート

第4回 グラビティカーレース レポート

こんにちは。未来工作ゼミのタケさんです。

10月31日(日)に行われた第4回グラビティカーレースワークショップの様子をお伝えします。今回の開催はハロウィンの日となったので、ハロウィンスペシャルとして開催しました。

 

グラビティカーは重力のみを動力とし、ゴムやバネなどは一切使わずに走る車で、レースは全長約12mの専用コースで行ないました。

 

専用コースは前回と同じく、ジャンプや段差、平らな所がある難コースで、今回はよーだと一緒に開発した非接触型の(赤外線を使った)タイム計測システムでタイムを測りました。

午前の部

午前の部はU-12クラスで、小学生のみでレースを行ないました。今回はハロウィンスペシャルということで、仮装をして来てくれた子が多かったようです。中には自作したという子も・・・!

 

グラビティカーはできるだけ自分の力だけで作ってもらいました。

 

ある程度できあがったところで練習用コースを走らせて、改良や調整を繰り返し・・・

 

カーナンバーと飾りを付けて完成です。

 

レース本番、車をスタート位置にセットした各選手はゴール付近へ移動し、やや緊張した面持ちでスタートを待ちます。

 
 

ジャンプ後にバランスを崩してコースから出てしまったり、途中でタイヤが取れてしまって止まったり、中にはゴールの手前、わずか数cmの所で止まってしまう車も・・・。

難コースでの波乱のレースは最後に3人が同ポイントで並んだため、優勝決定戦で決着をつけることになりました。

 

今回は「ピカッ!!ときた発明賞」、「ネバーギブアップ・カイゼン賞」の他に「ハロウィンスペシャル賞」を用意し、それぞれ創意工夫、諦めない改良、見事な飾りやデザインなどに対して賞を贈りました。

 

 

自分で考え、工夫し、できるだけ自分の力だけで頑張って作ってもらった車はどれも個性的でした。

ちょっと一息

今回はハロウィンスペシャルということで、ジャックオーランタンを飾ったり・・・

 

カフェではこんなお菓子も用意したりしました。

 

午前の部の最後はスタッフが作った車によるエキシビジョンマッチ。ちなみに、タケさんの車は飾り重視で付けた煙突と煙が空気抵抗になったこともあって、ゴールはしたもののトップから約0.5秒の差で最下位でした。

午後の部

午後の部はマスタークラスということで、年齢不問、親子での参加もOKという形でレースを行ないました。

親子で話し合ったり作業を分担したりしながら作っていました。

 

 

練習用コースで仕上がりを確認して、いざレースへ。

 

午後の部も午前の部と同じ難コースでレースを行ないましたが、タイヤが取れてしまって途中で止まったり、ゴールまでたどり着けなかったりする車がありました。

 

そんな中でも、抜きつ抜かれつのデッドヒートとなったレースもあり、盛り上がっていました。

 

午後の部のマスタークラスでは全て自分の力だけで作った子から親子の合作までありましたが、飾りは少なめで速さを追求した車が多かったようで、ハイレベルなレースとなりました。

最後に

グラビティカーは構造が単純でも奥が深く、ジャンプや段差、平らな所が半分以上を占める難コースでは完走することがかなり難しかったのではないかと思います。

 

車がゴールまでたどり着かずに悔しい思いをした子や、Play&Craftの時間に試作をして研究していた子、1度作った車を分解して作り直した子もいましたが、完走を目指したり熱心に飾り付けをしたりと、それぞれに目標を見つけて試行錯誤を繰り返し、自ら考えて作るという時間を楽しんでもらえたのではないでしょうか。

 

真似をして作ることも時には必要かもしれませんが、試行錯誤を繰り返し、自ら考え、できる限り自分の手で作ってほしいという願いもあるので、今回は優勝した車や他の賞を受賞した車の写真は載せていません。

 

 

来年もグラビティカーレースを開催する予定ですので、今から工作の腕を磨いたり速く走る車の研究をしたりして、自分だけの「すごい車」を作れるようになって待っていてください。

この記事を書いたクリエイター

PLAY&CRAFT 電子工作研究員

タケさん

他の記事も見る

この記事をシェアする

一覧へ戻る

TOP