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長野市立加茂小学校クラブ活動-成果報告会を実施しました
こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ、アベちゃんです。
長野市立加茂小学校で行わせていただいているパソコンクラブ活動の、成果報告会の報告です。
これまでの活動は、過去のブログ記事(1本目、2本目、3本目、4本目)もぜひご覧下さい。
これまで7回に分け、活動を行ってきた加茂小学校パソコンクラブ。
この日の発表会では、クラブを通して制作したゲーム作品と、活動の要点を展示しました。
発表会は長野駅ビルMIDORI内、りんごのひろばにて14:30~15:30の1時間で行われました。
会場に机と作品を入れたPCを並べて、一般の方でも出入り自由にしました。
児童生徒は自分の作品の前に立ち、来場のお客さんに説明を行います。
発表に際し、児童生徒たちには、「発表シート」と「感想シート」を配布しました。
発表シートは児童生徒に記入してもらい、作品のポイントや操作方法などが書かれています。
感想シートは、発表会で、お客さんに作品を遊んでもらった感想を書いてもらうものです。
児童生徒たちに、感想をたくさんもらおうね、と話すと、みんな多くの人に作品に触れてもらえるよう、来場者の皆さんに積極的に声をかけていました。
会場は保護者・先生・一般の方含め、たくさんの人にお越しいただき、大盛況となりました。
児童生徒たちは、たくさんの人々に囲まれてちょっと照れながら、自信を持って発表を行っていました。
大きな会場だけに、みんな緊張してしまうかな、なんて心配していましたが、杞憂だったようです。
たくさんの人に感想を頂けて、どの生徒の感想シートも、ぎっしり埋まりました。
発表時間終了後も、生徒たちはいっぱい感想をもらえたと、誇らしげです。
本活動では、未来工作ゼミと長野市立加茂小学校による、小学校の現場におけるプログラミング教育の展開について共同での実証実験を行いました。
今回のケースでは、近隣の団体が学校の学習を支援する「信州型コミュニティスクール推進事業」の一環として実施され、クラブ活動におけるプログラミング講座となります。
講座や教材の内容は、コマ数を進めるに伴い
「パソコンでプログラミングをする」
という意識から
「解決したい事・作りたいものに対するアプローチとしてプログラミングという手段がある」
というプログラミング的思考へと移行できるよう設計してきました。
実際に、上記のようなスケジュールで、児童生徒が初めてツールを触ってプログラミングの仕組みを知る段階から、自分の作品を完成させ、発表する段階まで導く事が出来ました。
(各コマにおける活動の詳細はこちら・・・教材、技能検定、ゲーム制作、発表練習)
今回の活動を通して、ここでは解決したい課題は「ゲーム制作」でしたが、プログラミング的思考をベースとした当カリキュラムを使って、解決したい課題を、「図形の計算」や「生き物の観察」などへと設定するように、他教科に対しても応用が可能であると感じました。
発表会を終え、半年間に渡る加茂小学校におけるパソコンクラブ活動は終了となります。
ですが見学に来ていた下級生から「僕もパソコンクラブに入りたい!」と意見もあったそうです。
これからの展開として、講座において、指導者が未来工作ゼミのスタッフだけではなく、学校の先生や、今回活躍した5,6年生のみんなも、さらに下級生に教える事ができる仕組みが作れたら、と思います。
小中学校とのプログラミング教育活動に関し、ご質問などございましたらお気軽に未来工作ゼミまでお問い合わせください。
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