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2017.06.29

【プログラミング教育】メンター育成 実践編 信濃町小中学校

こんにちは。よーだです。
6月27日(火)に信濃町の公民館でプログラミング講座を開催しましたので報告します。
今回はプログラミング教育実証事業のメンター育成講習として、長野高専の生徒さんにScratchの先生として教えてもらいました。

児童クラブの生徒を対象に公民館で開催

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信濃町小中学校でアプリ開発講座に参加してくれるのは、公民館の児童クラブに集まっている小学生達です。
学校帰りに運動着でこの日の講座に参加してくれました。どの参加者も元気いっぱいで席に着くなりメンターとゲームやアニメの話で盛り上がっていました。
飯田天龍村で開催した時は中学校、または中学生と小学生が合同だったためか、大人しめの印象だったのですが、この日はやんちゃな小学生ばかり、開始前からとても賑やかでした。
飯田市立飯田OIDE長姫高校の生徒さん達がメンターをするときは、メンターがマンツーマンでつくくらい人手があるのですが、長野高専は少数精鋭です。この辺りも南北信州で対照的です。
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この日もメンター育成講習と言う事で、まずはよーだの解説付きで一緒にゲームを作っていきます。
最近はテレビでもScratchを利用したプログラミング番組などが放映されていた影響もあり、見たことがある。やってみたいと思っていた。という参加者が多いです。とはいえ、今日も皆さんテレビで見たけどやったことはない様でした。
やはりまだまだ触れる機会は少ないのだな。と感じます。
と同時に、本事業は夏休みにおおむね3日間ほど開発講座を開くため、各ご家庭の負担も大きいかと思いますが、それでも殿開催地も十名を超える参加者が来てくれており、注目度の高さと触れる機会の需要の大きさも感じました。
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講座開始後は、各テーブルに先生が分かれて個別に指導しました。
実際に画面を覗き込んでプログラムを確認してアドバイスしていきます。自分ではやり方が分かっているのに中々思うように操作してもらえずもどかしい。この辺りメンターをするときに共通する悩みです。
とはいえ、あまり手をかけ過ぎてしまうと参加者が“自分でやるのではなく要望を言って叶えてもらうもの”というスタンスで話を聞くようになってしまうので、手を出したいところはぐっと我慢します。

元気のいい小学生にてんてこ舞い

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参加者みんな普段は外のグラウンドで走り回っている元気な小学生。
一人のゲームが変わった動きをするとばっと寄って来てはあーでもないこーでもないと大合唱です。
一人で多くの参加者をみていると、講座の途中に話を聞いてもらえず困ってしまう事もありますが、ここで大きな声を出しても参加者達がもっと大きな声を出してきて打ち消されて終わります。
抑揚を変えたり、中心になっている参加者の目をみて話したり、ときにはシーンと静まり返るタイミングを作ったり、“聞く体勢”になってもらえるように気をつけます。
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もし手持無沙汰になっている参加者が気になったら、作り方や面白いアイディアを先生が作って見せてあげてください。
自分たちと同じツールでこんな事が出来るんだ!と気がつくと「自分もやってみたい」という風に声が上がります。そうなったらしめたものです。
中には視力が悪かったり、きちんと見えないと不安で動かない参加者もいるので、サンプルを提示するときはなくべく大きく映し出します。場合によっては近くによって見てもいいよ。と声をかけると良いと思います。とくに若年の参加者の場合、紙に書いて渡しておいても基本的には見ないので、必要に応じて動いてほしい通りにアナウンスすることが効果的です。

むすび

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廃校になった小学校の校舎を改装して公民館として利用している会場での講座となりました。
周りは林に囲まれ、小学校自体の大きなグラウンドも整備されていてとても気持ちのいいところでした。講座が終わった後は参加者たちは一目散にグラウンドに飛び出して行って遊んでいました。
先ほどまでパソコンのまえで大騒ぎしていたのに、全力ダッシュです。目の前の楽しい事に精一杯なのは小学生の良いところです。
プログラミングだけでなく、自然環境や日々の遊びの中から本番のアプリ開発講座へ繋がる発想力を育ててほしいです。
信濃町での開発講座も公開講座としたいと思っておりますので、ご興味のある方はお問い合わせ頂ければと思います。

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