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研究員ののん気なコラム(そねちゃん#2)

こんにちは。そねちゃんです!

 

子どものころから問題を解いたり作ったりするのが大好きで、毎月発行されている『プレプレクラクラ』では「そねちゃんからの挑戦状」というパズル系やクイズ系の問題を連載しています。

 

その「そねちゃんからの挑戦状」で出題した中に私の価値観を大きく変えた思い出の問題があるので、今回はその話をしたいと思います。

 

思い出の問題

私が小学生のとき、テストといえば表が100点満点、裏が50点満点の両面式で、裏面には点数に含まれないおまけ問題が書いてあったりするようなものでした。

 

その思い出の問題とは、忘れもしない、5年生のときに算数のテストで出たおまけ問題です。その問題を元にして出題したのが2023年9月号のこちらの問題です。

 

みなさんは答えがわかりますか?

 

秋の大運動会でたけさんとそねちゃんが50メートル走で勝負しました。
結果は3メートル差でたけさんの勝ちです。
2回戦目、たけさんが3メートル下がった位置からスタートした場合、どちらが勝つでしょうか?

 

 

私が小学生のころに話を戻しますね。

 

そのテストが返されるときに、当時の担任の先生がこう言いました。

 

「おまけ問題の正解者が2名いるのだけど、2名とも面白い方法で答えを出しているので前に出て解説してください」

 

前に出たのは私とクラスメイトの男の子でした。

 

私はチカラ技(気合い)で問題を解くタイプなのでこの問題も「速くゴールした方の50メートルのタイムを10秒だと仮定して…」と黒板いっぱいに計算式を書いてやっと正解に辿り着くような解説をしました。

 

次はクラスメイトの男の子の解説の番です。

 

彼は、家に遊びに行くといつも面白い遊びを教えてくれたり、学校では習わない雑学を教えてくれたりするので、私の中ではハカセみたいなイメージのある子です。

 

私が黒板いっぱいに書いた数式を消そうとしたら、「僕の説明は書くことないから別に消さなくていいよ」と言って言葉だけで解説を始めました。

 

そして、計算式をひとつも書かずに考え方だけで答えを導いたのです。

 

解説

ここからは彼の考え方を使って「そねちゃんからの挑戦状」の解説をしますね。

 

1戦目、たけさんとそねちゃんは3メートル差だったということは、そねちゃんが47メートル走るタイムと、たけさんが50メートル走るタイムは同じである。(上の図の黄色いライン)

 

2回戦目は、そねちゃんが50メートル、たけさんが53メートル走るが、黄色いラインはタイムが同じなので、上の図の水色のライン(3メートル)を短いタイムで走った方が勝ちということになる。

 

道のり(3メートル)÷速さ=時間(タイム)

 

なので、速さが速いたけさんの方が、水色のライン(3メートル)を短いタイムで走れる。よって、2回戦目もたけさんの勝ち。

 

「苦手」が「好き」に変わった瞬間

実際の彼の解説は、もっと簡略で小5らしい自然な拙さがあるものではありましたが、私がその考え方を理解して衝撃を受けるには十分でした。

 

チカラ技しか使えない私にはその解き方はまるで魔法のように思えて、彼へのリスペクトと算数への興味が一気に湧き上がったのを覚えています。

 

また、担任の先生は彼だけでなく私のことも褒めてくれたので、私は算数が得意なんだという自覚と自信を得ることもできました。

 

x,yなどを使った代数式を習っていない段階で自分で条件を仮定して答えを導き出したのは素晴らしいと。

 

算数が、楽しくて、大好きな教科に変わった瞬間でした。

 

それまでは計算は遅いしケアレスミスも多いしどちらかと言うと苦手教科だと思っていましたが、その日以来、丁寧に計算して検算までするようになり、ケアレスミスが減って、だんだんと点数が取れるようになっていきました。

 

結局彼のような魔法的な解き方は私には真似できずチカラ技で解いてばかりでしたが、それでも、学生時代受けた数々の模試の中で一番高い順位を取ったのは数学だったくらい、得意と言える教科になったのです。

 

元々得意教科の国語でも到底出せなかった順位を数学で取れるようになるのですから、苦手意識なんて小さなきっかけでコロッと得意に変わるんだなと身を持って感じています。

 

さいごに

なにかがきっかけで得意が見つかる可能性はどのお子さまにもあります。
お子さまだけでなく大人にだってあります。

 

プレクラやプレクラにいる研究員がそんなきっかけになることがあったらステキだなと思います。
そして、「そねちゃんからの挑戦状」もそのきっかけになればいいなと思って毎月子どもたちを思い浮かべながら作っています。

 

ぜひ保護者の方も挑戦していただけたらうれしいです。

 

長い思い出話になってしまいましたが最後までお付き合いありがとうございました。
そねちゃんでした!

この記事を書いたクリエイター

横町ラボ管理人

そねちゃん

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