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研究員ののん気なコラム(せっきー#1)

こんにちは。デザイナーのせっきーです!

せっきーのコラム。第一回目はフォント(書体)のお話しです。

かっこいいフォント?

グラフィックデザイナーをやっているとたまに耳にすることば。

「かっこいいフォントを使ってください。」

この表現について違和感を覚えたことがあります。

 

そもそもフォントはみんなかっこいいはずです。

(少なくとも私の中では…。)

フォントデザインのお話し

フォントが好きで数年前にフォントのイベントに参加したことがあります。

デザイナー自主参加書体開発プロジェクト『FONT1000』のイベントです。

会場には文字を主役にしたポスターがめいっぱい並んでいました。

中でも私が注目していたのは七種泰史さんがデザインされたマユミンウォーク。

可愛らしいフォルムのフォントで、なんとフォント名の中に自分の名前が入っているではありませんか!

『なにこれメッチャ気になる!』ってことで、イベント後の飲みの席で七種さんにフォント名の由来について聞いてしまったくらいです。

 

飲みの席には他にも多くの関係者がいました。

その席で見せていただいたのが大手フォントメーカーMORISAWAさんのフォントデザイン帳(正式名称は違うかも)です。

MORISAWAさんが同社のウェブサイトでも書いているように、フォントは開発コンセプトに合わせて作られたデザインです。

フォントデザイナーは使う人の目線でフォントを作っているので、フォントはどういうシーンで使って欲しいかを想定されながら作られています。

つまりグラフィックデザイナーはフォントをシーンに合わせてコーディネイトすればいいわけです。

 

最初の話に戻ります。

フォント自体が『デザインされているもの』ということがわかると『かっこいいフォントを使う』という表現には違和感が出てきましたね。

逆に『フォントを使ってかっこいいデザインに仕上げる』はしっくりきます。

フォントが変わるとシーンも変わる

『未来工作ゼミ』をいろんなフォントを使って表現してみました。

まとめ

どうでしたか?

フォントで作品のシーンが変わるのがわかりましたね。

どのフォントも適したシーンで使うと輝けるのです。

このようにシーンに合わせてフォント使い分けることは、いろいろなモノづくりに応用できるからみんなもよかったら試してみてね。

この記事を書いたクリエイター

未来工作ゼミ アートディレクター

せっきー

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