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2020.06.22

中学校技術授業でプログラミング!新島学園中学校2年生授業_2020年前期レポート2

こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
群馬県の新島学園中学校にて中学校2年生の技術科でプログラミング授業を行ってきました。その時の様子をレポートします。

中学校技術プログラミング授業「デジタル工芸教室」


新島学園は群馬県安中市にある中高一貫の私立校です。こちらでは技術科の授業として木工作品作りと情報を組み合わせた「デジタル工芸教室」という授業を行っています。
未来工作ゼミは毎年、中学技術科のプログラミング授業の開発と運営に協力しています。
2020年の前期にあたる今回は、新型コロナウイルス感染対策として分散登校の期間だったため、本来二週続けての授業予定でしたが、クラスを奇数偶数に分けて、1生徒当たり一週2コマの授業となりました。前回の様子はこちら
一人当たりの授業時間は少なくなってしまいましたが、その分個々の作品はとても素晴らしいものができました。その一部をレポートします。

今回もアイディアが光る作品ばかり

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こちらの作品は、床に敷いたアルミホイルのシートに同じくアルミホイルを底面につけた靴を履いてジャンプ、さらにジャンプして降りるという運動を繰り返すことで運動不足を解消しようというもの。
ジャンプは全身運動なので、テンポよく繰り返すと見た目以上の体力を使いました。ジャンプに合わせて画面内ではかわいさを添加されたケンタウロスがジャンプしつつ、ボールを避けます。ボールにあたってはいけないというルールなので、必然と運動しているひとの動きも激しくなる工夫がされていました。
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こちらは金属のバケツをゴールに見立てたバスケットゲームです。アルミホイルで巻いたボールが見事ゴールに入ると画面内のキャラクターも同じくゴールを決める演出がされます。画面内の周囲にいるギャラリーも運動する人を応援してくれました。
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運動不足を解消するというテーマに、ストレッチで解消。という回答をくれたのがこのチーム。軍手の先にアルミホイルを巻き、足元にもキータッチの接点を置いて、前屈すると、キータッチが反応している間、画面内で風船が膨らみ、割れるまで頑張る。という作品でした。
ストレッチという着眼点はユニークですし、実際にストレッチは良い運動になります。仕組みとアプリケーションの表現も理にかなっていました。
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こちらは発表でのプレゼンテーションがダイナミックだった作品。腿と腕にキータッチの接点をつけ、腹筋運動で二つを繋げてキータッチが反応することでカウントを行うアプリケーションです。画面内ではウサギが運動する人を励ましてくれ、既定の回数運動することができればファンファーレが鳴る仕組みでした。

むすび

時間が短い中で、どのグループもよく考えられた作品を完成させてくれました。
大変な時期ですが、講座での作品制作も感染症対策やその周辺の問題にフォーカスしたアイディアが良く出るようになっています。問題は早く終結するに越したことはないですが、こういった時期だからこそ考えられる課題や、挑戦できる学びもあるかもしれないと感じました。
未来工作ゼミでは学校授業などのご相談も受け付けております。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせいただければと思います。

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