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未来工作BLOG

2019.11.26

木島平村小学校プログラミング授業レポート第3回目

こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
今年度より長野県木島平村の小学校にて小学4年生を対象にプログラミング授業を行っています。
総合的な学習の時間を使って小学校でも必修となる”プログラミング”について学びました。その時の様子をレポートします。

キータッチとプログラムでキャラクターを作ろう

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木島平村での小学校授業は3回目となりました。当初は学校のパソコン室を使っていましたが、じょじょにキータッチを使った物理的な仕組みづくりも増えてきたため、通常の教室も未来工作ゼミのパソコンを持ち込んでの授業です。
すでに2回の授業でキータッチとScratchの使い方はなんとなく理解が進んできている様子だったので、
この日は以前中学校で実施したリアクションを返してくれるキャラクターを作ろう。という内容に挑戦しました。中学生の作品も作例として活用させてもらいます。
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クラス全体で作例を色々見て、何となくイメージが固まったら班ごとに作品制作に入ります。キャラクターの造形を作る生徒、プログラミングをする生徒それぞれ班の中で好きな分野に自然と別れての作業となりました。
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とくに音を出す場合は録音して自分立ちの声で発生させるのがブームでした。Scratchの拡張機能を使えば文字列読み上げ機能も使えますが、自然に聞こえるとはいえ合成音声より、録音して録った声の方が”おもしろい”ようです。
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小学校の授業時間2コマという短い時間でしたが、どの班も工作物とプログラムの両方を協力して完成させてくれました。
実現したいリアクションに対して、仕組みはどうするかプログラムはどうするかを物理世界と電子世界の両面から逆算して組み立てていく必要があり、プログラム単体としての複雑度は高くはありませんが、思いやアイディアをコンピュータを使って実現することを体感できた授業になりました。
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最後は各班ごとに実際に動かしてみての発表会。あまりにも近くに集まるもので、写真では何をしているのかわからないような光景になってしましましたが、どの班もしっかりと自分たちの作品を表現できていました。

むすび

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期せずして小学校と中学校で同じような授業を行ってみました。中学校ではやや理論や設定が先行したキャラクターが生まれましたが、小学校ではアイディア一点勝負といった感じのキャラクターが多かったです。
何方が良いというわけではなく、年齢に応じて考え方が変化することの例なのだと思います。ただアイディアの元となる創造性というものについては、年齢に応じたものではなく、日ごろどれだけ想像できるのかという点がかかわっている様に感じました。
未来工作ゼミではこれからも創造性を大事にした授業を行っていきたいと思います。

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