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長野大学ワークショップレポート
こんにちは。私たちは長野大学からインターンで来ました。
今回、インターン実習期間を5日間いただき未来工作ゼミのワークショップの企画から運営までを一連の流れとしてやらせていただきました。その様子をレポートします。
だれでも取り組みやすく、子供達に自由な発想で試行錯誤しながら工夫することを楽しんでもらうことを目的に企画を作りました。
企画に際し工夫したのは下記三点です。
・教材をMボットとスクラッチにすることでだれでも取り組みやすくした。
・スコア制にすることで戦略性を高めた。
・ラウンド制にして他者の戦略を観察することができる。
企画名は「ピタットMボット」です。
コンセプトは「ピタッと目標で止める。入った時の爽快感」です。
ゲーム内容は下の写真ように机をLの字に並べコースとして見立て、その上をMボットという自分の入力したプログラムで動くロボカーで走行してピタッと駐車し、スコアを競うゲームです。
本番は3回あります。本番以外の時は畳の上で調整をしてもらいました。
スコアの詳細な評価基準は下の写真の通りです。
はじめは、みんな直角のコーナーに苦戦して曲がるタイミングや角度を間違えて机からおとしたり、角で脱輪して動けなくなっていました。
ですが、2〜3回目からはその反省を生かしプログラムを書き換えたり、作戦を変更して慎重に進み確実にスコアを取りに行く子。一度でピタッと止めるともらえる30点をひたすらリスク覚悟で目指す子。
など様々なアプローチでハイスコアを目指していました。
また、自分のプログラムがうまくいくかドキドキする緊張感やピタット駐車ができてゴールのファンファーレが鳴る達成感や爽快感を楽しんでくれていました。
自分たちが企画したゲームを通じ、子供達がねらいの通りに楽しんでいろいろな戦略で試行錯誤し、ハイスコアを出そうと工夫する姿を見ることができました。また、反省点としてピタッと目標で止める要素が駐車だけではなく、ほかにもあればよりコンセプトに忠実なゲームになったのではないかと思います。
今回初めてワークショップの企画から運営までをやらせていただきました。
ねらいに沿って企画を立てようとすると思いつかず、何を作ったらいいのか見失いそうになりました。そこで、「何を楽しんでもらうのか」の原点に立ち返って考え、コンセプトをしっかりと定めることで、企画がスムーズに進むということをこの経験を通して学ぶことができました。
ぜひワークショップを作る際の参考にしてもらえればと思います。
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