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研究員ののん気なコラム(かなえちゃん#1)

こんにちは!あみもの研究員のかなえちゃんです。

 

みなさん、小さい頃に作った『はじめての作品』を覚えていますか?

どんな形をしていたか、どこを工夫したのか。そして今その作品がどこにあるのか…。

大人になった今でも、あなたの手元に残っているなら素敵ですね。

私もちゃんと保管しておけば良かったと後悔しているものがあります。

それは、とても不恰好で穴だらけ。きっと一目で手作りだとわかるような『はじめてのマフラー』です。

編む、という動作を好きになる。

私が編み物を始めたのは、幼稚園の頃。

プラスチック製のハンドルの先に爪が5本ついている筒状編み機『ニッチング』に、糸を手順通りに引っ掛けていくだけでメリヤス編ができる手芸『リリアン』との出会いのおかげで、今の私の編み物人生があります。

昭和の子供たちに大人気の手芸玩具でした。懐かしさを感じた方も多いのではないでしょうか。最近では自粛生活のなかで、おうち時間を楽しく過ごす手芸のひとつとして再びブームになっているそうです。私はリリアン編みに夢中になって、指か鉛筆を入れるしかない謎の細い筒を大量に編んでは、母を困らせた記憶があります。

 

小学5年生の頃には、ハンドルをくるくる回すだけで簡単に小物が編める!という心躍る手芸玩具をクリスマスプレゼントに貰って、ぎりぎりペンケースになるかな?という謎の筒をいくつも作りました。ここまでは、もうほぼ筒職人です。笑

 

何に使うかはわからないけれど、編むという動作が好き。

 

になっていた私は、ついに小学6年生の頃、ちゃんと使えるものに挑戦したのです。それが、自分のために作った初めてのマフラーでした。

はじめての作品を振り返ろう!

今でも正確にその姿形を思い出せます。

アイボリー色のウール100%超極太スラブヤーン(手紡ぎの糸のように細い部分と太い部分がある毛糸)を、太い編み棒でザクザクと編んだ棒編みのマフラー。何度も編み目を見間違えて糸を落としていたようで、それに気づかず直しもせずに編み続けたものだから、いろんなところが穴だらけ。力加減がわからない初心者にありがちな、きつく編みすぎてカチカチの板みたいなマフラーでした。

それでも当時の私は、自分の手で作品らしい作品をひとつ完成させたことが嬉しくて、そのマフラーを高校生になっても愛用していた記憶があります。

しかし、大人になり引越しを繰り返していくうちに失ってしまったのか、もう見つからないのです。いま現物を見返したら、たくさんの気付きがあって面白そうですね。

 

残念ながら、比較作品はありませんが・・・

 

 

作ってみました!!復刻版!

いまの自分の成長を見つけよう!

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作品 memo【はじめてのマフラー復刻版】

■毛糸…アヴリル 「ピカソ」 ホワイト

■棒針…Clover 「匠」 2本針ジャンボ15mm

■ガーター編み 12目

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大人になった私は、ちゃんと柔らかくてふわふわに仕上げられました!

スラブ毛糸は元々太さがまちまちなので、編み目が綺麗に揃わなくても誤魔化せて、そのランダムな編み地を楽しむことができます。誰が編んでも雰囲気のある仕上がりになるので、初心向けですよ。

目がひとつひとつ明確に見えていて、どのように棒を動かして、糸を通せばいいのか、そんな細かいところに意識を持ちながら編むことができます。毛糸をやわらかく支え、お気に入りの編み棒でその毛糸をするりと絡ませ編み目に通す。私はまだまだひよっこ研究員ですが、丁寧で優しい気持ちになれるこの時間が大好きです。

そのことを自身で認知し、ものづくりに取り組んでいる今、技術の向上や手先の器用さだけではなく、自分がどこにこだわりと楽しさを見出して作品を作っているのか、気付けた事こそが成長だと感じています。

作品は、すべてが宝物。

みなさんも、これから新しい分野のものづくりに挑戦した時の初作品や、お子さんが作った作品は、例え失敗したと感じていてもどうか手放さないでください。はじめての第一歩は、決して失敗作などではなく、スキルアップの振り返り材料であったり、継続できた時の勲章のひとつにもなり、原点に立たせてくれる大事な宝物だと私は思います。

 

それでは、今日も楽しいものづくりを!

 

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代々引き継がれてきた伝統工芸でもある編み物。

次回は『世界の伝統ニットの魅力』をご紹介します。

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この記事を書いたクリエイター

あみもの研究員

かなえちゃん

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