はじめまして! この春から社員になりました、ちーくんです!
私個人の話ですが今回の信州映画塾は去年ぶり2度目の参加、そして何よりアルバイト時代最後のお仕事ということもあり本当に特別な時間になっています。
そんな私よりもさらに刺激を受け成長し、中身の詰まりに詰まった時間を過ごしたのが参加した子ども達だと思います。
今回はそんな子ども達の活動の様子をレポートしみようと思います!
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信州映画塾2022 レポート
はじめまして! この春から社員になりました、ちーくんです!
私個人の話ですが今回の信州映画塾は去年ぶり2度目の参加、そして何よりアルバイト時代最後のお仕事ということもあり本当に特別な時間になっています。
そんな私よりもさらに刺激を受け成長し、中身の詰まりに詰まった時間を過ごしたのが参加した子ども達だと思います。
今回はそんな子ども達の活動の様子をレポートしみようと思います!
一昨年から開催している信州映画塾。今年で3回目を迎え子ども達の多くが、映画づくりを経験したことのある中でのスタートとなりました。
最初に本塾の講師である映画監督の下山天先生、アートディレクターの浦野康介先生の講習を真剣に聞いていました。
真剣な場でしたからみんな緊張の面持ちでしたが、せんぜもんさんによるワークショップで体を動かし、声を出していくと緊張が解れ次第に笑顔も増えていきました。
その後A班、B班の2チームに分かれて映画制作開始。4日間の信州映画塾を共に過ごすいわば映画の製作陣です。
映画制作にあたって与えられたテーマは「思いやり」。
たったひとつの、それもテーマのみから何かを作るのはそう簡単なことではないでしょう。まして映画となれば尚更です。
そんな中子ども達は自分たちの「思いやりについて考えること」や「作りたい映画像」をどんどん語り合っていきました。
それはもうすごい話し合いで「人間みんな思いやりなんてないんだよ」「思いやりだと思ってない方が実は思いやりに近い事してるよね」
なんていう「思いやり」に対しての追求が止め処なくなくなされる展開に。
そこに「ゲーム世界の映画が撮りたい」「悪役がしたい」という作るモノ側の視点の意見が混ざり始めると、みるみるうちに映画の芯が見え始め、
そこに肉付けがなされていき、見えていた芯が脚本になっていく様は驚愕でした、まさに。
そうして出来上がった脚本と各々が担当する仕事(監督、カメラマン、音声と言った制作サイドや出演する役者など)も決まり、ついに撮影開始。4日間ある期間の半分の期間を撮影に費やしました。
ロケーション、キャラクター像などはもちろん子ども達自らで決めていったもの。なかなかキマったビジュアルに、ワクワクが止まりません。
しかしここからが勝負どころ。
この撮影期間も例に漏れず、多くの困難というのは何かをする時にはつきものです。
セリフを噛む、とか 機材が重たくて大変だ、とかは わかりやすい例えかと思いますが
演出上必要な微風がたった一度吹かないだけの些細な原因ですら、撮影を長い間引き留めるには十分で、制作が進まないこともしばしば。
そんな現場の厳しさにくたくたになりながらも、諦めることなく 時にはメンターや講師の力も使いながら みんな頑張って映画作りに向き合っていました。
多くの困難を乗り越え、ついに撮影完了!
前述しました通り本当に大変な撮影期間でしたが、はじめ「機材が重たいからやだ」と機材を置いてしまう子も「自分の出番以外は暇」と端の方で心ここに在らずだった子も、最後には自分の仕事を全うする「仕事人」になるほど真剣にこの映画制作に取り組んでいました。
またカメラワークやライティング、演技も日を追うごとに磨きがかかっていき、A班の講師を務めていただいた下山先生を唸らせるほどのものとなっていたのは今でも鮮明に憶えています。
最終日にお客様(保護者の皆様)を招いて上映会が行われました。
お客様を向かい入れる準備として 各班の映画の内容に沿ったポスターや装飾を監督・脚本・ディレクターを担った子ども達以外で作り会場を飾り付け、
その一方、監督陣と講師の先生方はギリギリまで映画の編集作業と、出来る限り自分たちの作品に熱を注いでいました。
そしていよいよお披露目の時!
自分の携わった成果を誰かに見ていただく経験は 作り手にとって本当に特別な瞬間ですから、
実際に自らが撮った・演じた結果が本物の映画になったものを見たり、その感想を他者から受けたりして得た、生じた感覚や想いは手放す事なく心のうちに持っていて欲しいと切に願っています。
上映会ののち塾長であるおおさんから修了証が子ども達に手渡され、4日間に及ぶ信州映画塾が幕を閉じました。
最後は記念撮影。みんなの証書が眩しいですね!
この映画塾の撮影期間中、下山先生が現場で実際に子ども達に投げかけていた言葉があります。
「撮ってみないと映画に使える、使えないも考えられない。撮ったものが全てだから。」
このお言葉は シーンをどんな風に撮ろうか思案を巡らせ、なかなか実行できないでいた子ども達 に対して、
大前提 「失敗」 もまして「求める成果」も行動の以前には存在しないからまず動こう というもの。
なかなか勇気のいることですが、何をするにも本当に大切な考え方だと思います。
そしてそれを受けアクションした結果、出来上がった映画は最高の仕上がりとなったわけです。
さいごになりますが、今回A班とB班によって製作された2本の映画の上映会をどこかの機会に開催したいと考えていますので
その際には皆様のお目に掛かれれば幸いです。
是非ご期待ください!
以上、ちーくんでした!それではまた!
A班作品「O.P(オー.ピー)」(左図) B班作品「思いやりの可否(コーヒー)」(右図)
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