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2021.06.28

レポート

中学校技術授業でプログラミング!新島学園中学校3年生授業_2021年度前期レポートその2

こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
群馬県の新島学園中学校ではデジタル工芸教室と称して毎年全学年全クラスに対してプログラミング授業を行わせていただいています。
中学校3年生の技術科でプログラミング授業を行ってきましたので、その時の様子をレポートします。

コンテストエントリーにむけて作品をブラッシュアップ!

前回SDGsをテーマに様々作品を開発しました。
良いアイデアの作品がたくさんできたので、群馬県で開催されるぐんまプログラミングアワードというアプリコンテストにエントリーすることにしました。
そのことを生徒たちに説明すると、さすがに中学生かすこし嫌そうなことを言うのですが、作品制作に入るとがぜん力を入れて取り組んでくれました。
キータッチを使った工作作品を組み合わせているところがポイントですが、大きな作品は教室の外に持ち出しての作業となります。
作業時間は短いですが、プログラムを作る人、工作を組み立てる人、発表文を考える人など、役割を分担して進めてもらいました。

クラス全体で発表会!

授業の中で発表会を行います。
作品をプロジェクターにセットアップしての発表です。どのチームも発表は見事で、ハキハキと考えや作品の特徴を伝えてくれました。
左側の画像の作品は違法操業をする漁船を撃沈して海の豊かさを守ることを伝えるゲームです。的の台座にはなんと人が入って人力で的を動かす仕組みになっていました。プログラムや工作で実現が難しい動きはあえて人がする。その判断が見事でした。
右側の作品は海を模した模型にゴミを投げ捨てることで画面の中の魚たちにダメージを与えてしまう事を可視化する作品です。プラスチックなどに代表される海洋ゴミをなくして海の豊かさを守る事を伝える作品です。工作がとても丁寧なしあがりした。

むすび

時間内で作品を作りプログラミングコンテストに出場するという3年生のこの授業。
プログラミングというと複雑なプログラムやコード量の多いプログラムが凄いと思われがちですが、この授業で作られた作品は、作業時間も限られるのでプログラムの量は決して多いとは言えません。
しかし、それを補って余りあるほどのアイディアが光る作品ばかりでした。SDGsを起点とした動機付けや解決方法も面白かったです。
すでにコンテストにはエントリー済みです。昨今の情勢で開催がどうなるかも分かりませんが、また動きがあればこのブログでお伝えしようと思います。

この記事を書いたクリエイター

プログラミングのハカセ

よーだ

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