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未来工作BLOG

2019.10.15

中学校技術授業でプログラミング!新島学園中学校3年生授業レポート

こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
群馬県の新島学園中学校にて中学校3年生の技術科でプログラミング授業を行ってきました。その時の様子をレポートします。

中学校技術プログラミング授業「デジタル工芸教室」


新島学園は群馬県安中市にある中高一貫の私立校です。こちらでは技術科の授業として木工作品作りと情報を組み合わせた「デジタル工芸教室」という授業を行っています。
未来工作ゼミは毎年、中学技術科のプログラミング授業の開発と運営に協力しています。
本年の1年生の様子

コンテストを目指してアプリ開発!

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中学3年生ではアプリコンテストへの出場を目標としてアプリケーションの開発を行います。2コマを3週間の合計6コマで発想からプロトタイプの作成まで行う忙しい授業になります。
昨年の3年生たちはぐんまプログラミングアワードに出場し見事受賞することができました。先輩たちに続けと本年の生徒たちも気合が入っていました。
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作成のポイントとなるのがキータッチを活用してハードウェア的な入力を行う点です。
例えばバットを振ってボールを打つデジタルバッティングマシンや、楽器の見た目を作り音はPCから流すデジタル楽器のようなものまで、創造性次第で画面の中だけではない面白さを持つアプリケーションを作ることができます。
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主な素材となるのは、ダンボールや廃材など。作成のしやすさを考えるとカッターやハサミできってテープで接着できる素材が適していますが、強度を出そうとすると工夫も必要です。
切ったり貼ったりと作業の半分は工作となるために、プログラミングの授業なのに会場は技術室で行っています。
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チームに分かれて製作に入り、授業が進んでいくると色々と何に使うか分かるような分からないような構造物が増えていきます。
一見するとなんじゃこりゃという感じですが、話を聞くとそれぞれのチームにこうしたいという思いがあって、ハードウェア、ソフトウェアそれぞれをこね回しているのがわかります。
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大きなハードウェアを作るチームもあり、やや手狭な技術室からでて、廊下で作業します。技術科の先生が工作のコツや道具の使い方を巡回して教えつつ、時にはPCを持ってきて配線を試したりと、中に入ったり外に出たり短い時間での完成を目指して大忙しでした。
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肝心のプログラム部分もチーム内で担当を決めて作りこみます。キータッチを接続してうまく動くのか。大概は最初はうまく動かなくてなんでだろう?となるのですが、リトライを重ねてソフトウェアもだんだんと形になってきます。

むすび

3週間を終え、当初思ったものができたチームもあれば、時間が足りなかったチームもありました。
授業としてはいったん区切りがつきますが、この先年末年始に行われるいくつかのアプリコンテストへエントリーする予定なのでめでたく本選出場となれば受賞目指してブラッシュアップしていくこととなります。
コンテストの様子なども可能な限り本サイトでご報告できればと思います。
未来工作ゼミでは学校授業などのご相談も受け付けております。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせいただければと思います。

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