BLOG
ブースト団西之門支部 第六回講座!
こんにちは。
未来工作ゼミのよーだです。
総務省の地域におけるIoTの学び推進事業の採択事業で運営中の長野ブートストラップ少年団、略してブースト団の加盟団の一つとして活動中の、長野市西之門町にある西之門支部。
順調に活動をしてきた西之門支部。第六回はゲストを迎えての特別講座でした。その様子をレポートします。
ブースト団公式WEBサイト
三連休の真ん中だったこの日は、信州大学教育学部の四年生の学生さんが、プログラミング学習の教材として開発中の”micro:bitカード”と、2019年1月から正式版が公開される予定のScratch3.0プラスmicro:bitを使って、色々なプログラムを作ってみよう。と言う内容でした。
Scratch3.0ではオフィシャルでMicrobitと連携できる拡張機能が搭載されているようで、比較的簡単に組み合わせて遊ぶことができるそうです。
micro:bitとは
イギリスの公共放送局であるBBC(英国放送協会)が中心となって開発した、プログラミング学習用シングルボードコンピュータです。25個のLEDやボタン、ボードの動きを検知できるセンサーが搭載されていて、ブロックプログラミングで色々な機能をプログラムすることができます。
公式サイト
こちらが”micro:bitカード”。使い方やプログラムの作例を、一つ一つ1枚のカードにまとめてあります。
Scratchを開発したマサチューセッツ工科大学の研究室より、Scratchコーディングカードという同じ様にプログラム例をカードにした本が出版されていますが、実際にそちらを利用して有用だったため、考え方を取り込んで同じ様にカード化して活用しているとのことでした。
人数分のmicro:bitとカードを配ったら、あとは参加者が自由にプログラムを組み立てていきます。とくにこれを作らないといけない。というものはありません。
カードのプログラム例を見て、自分が作りたいと思ったもの、何だろうと気になったものをそれぞれにプログラムしていきます。ブースト団西之門支部では、年齢層が低いこともあり、保護者の方が一緒に参加される事が多いのですが、この日も参加者と保護者の方が相談しながらプログラミングしていました。
プログラムができたら遊んでみます。いままではキーボードで画面を操作していましたが、micro:bitを使うと降ったり傾けたりすることで画面内のプログラムを動かせます。ゲームのコントローラを自分で作れたような感覚でとても楽しそうでした。ニ○テ○ドースイッチみたい。という声も上がりました。
最近のゲームコントローラやVRヘッドセットなどでは、実際にmicro:bitに使われているような傾きや加速を完治するセンサーを使ってフィジカルな入力を取っています。考え方自体は実は最新のIT技術と変わりなく、今回のように体と頭を使ってなんとなく理解できるのは良いと感じました。
最後はひとりひとりのテーブルをみんなで回って発表会です。Scratch3.0では”スプライト”や”ステージ”のプリセット素材が(テイストはアメリカンですが・・・)増えていることもあり、そういった素材からインスパイアされて、野球ゲームを作ろうと考えた参加者がいたり、micro:bitカードに書かれた作例を全部詰め込んで賑やかがな画面を作った参加者がいたり、個性がとても良く出た回になりました。
ブースト団は誰か一人が面倒を見ないといけないという団体ではなく、また、なにか特別なものを作らなければいけないと言うようなプログラミング教室ではありません。
今回のように地域の学生や研究者の方が集まったりして、参加している方は大人も子供もICTがもつ価値や楽しさに触れて、地域にプログラミング教育や考え方を根ざすための活動です。
西之門支部では2019年以降も、ほぼ月2回、日曜に講座を開催します。
どの日も事前にお知らせいただければ、ご見学や取材可能な公開講座(予定)となります。
また、2019年1月から、開催場所は西之門ホワイトハウス3Fとなります。
ご見学や、ブースト団にご興味のある方は事務局メールアドレス(info@bootstrap.nagano.jp)か、ブースト団西の門支部まで
TOP