未来工作ブログ
2018.06.27

信州ものづくり教室 東北信地方レポート

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こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。

長野県教育委員会の主催、運営未来工作ゼミで6月16日に行われた「信州ものづくり教室」<東北信地区>をレポートします。

信州ものづくり教室とは

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信州ものづくり教室は、長野県教育委員会が主催する県内の小・中学生を対象に、生み出したアイディアを3D プリンタやカッティングマシンを使って自分たちで形にするワークショップです。未来工作ゼミは今回、この運営を任されました。
午前中は3Dプリンタやカッティングマシンを使ったものづくりを楽しみ、午後はKeyたっちと工作、Scratchを組み合わせてあそびを作るという盛りだくさんな内容です。
すでに東北信(16日)、中南信(30日)とも申込受付は終了しており、この日、東北信会場には定員を上回る参加をいただきました。

3Dプリンタとカッティングマシンを体験!

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この日の午前は3Dプリンタやカッティングマシンを使ったものづくりです。
カッティングマシンはインクが出る代わりにカッターの刃が飛び出るプリンタのようなもので、ベクター形式の線画を読み取らせることでその形のとおりにきれいに切り抜いてくれる機械です。

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今回は自作の絵を書くほど時間が取れなかったので、カッティングマシンにプリセット(内蔵)されているデータを利用して切り抜きを行いました。これだけでも動物や乗り物、星や破線など様々な種類の形状をすばやくきれいに切り抜くことができます。参加者はみんな思い思いに色画用紙を切り抜いていました。

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切り抜いた紙で作ったものはそれぞれの名札です。未来工作ゼミのかっつみーもこんな感じで参加者に名札を作ってもらっていました。
切り抜いたものの色と形をみて様々に組み合わせられて、これ以外にも個性的な作品がたくさんできました。見学されていた先生方いわく、大人が同じことをやるより、はるかに高いクオリティの作品ばかりだったといいます。

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午前がコレだけで終わらないのが信州ものづくり教室のすごいところ。同時進行で3Dプリンタの出力に挑戦します。
3Dプリンタでは好きな漢字1字を決め、TinkercadというWEBブラウザで使えるCADサービスで3Dデータに起こしてプリントしました。

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予めベースとなるデータは用意しておいたので、基本的には好きな漢字のモデルを置いたら印刷ボタンをポンとおせば、もう出力開始です。みんな3Dプリンタの前に座り込んで興味深げにプリントされている様子を見守っていました。

Tinkercadの画面
3Dデータの作成が比較的簡単にできる。3D関連技術で有名なAutodeskが無償で提供している。
tinkercad

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出来上がりはこんな感じです。漢字だけに。
2センチ位の板の上に漢字が浮き彫りになっています。この漢字を出力するのには15分程度でした。精度はまあまあというところでしたが、みなお気に入りの漢字が現実世界に出力されて楽しげにしていました。しかし、ただ漢字を出力しただけでは終わらないのが信州ものづくり教室です。

Keyたっちを駆使してあそびを作ろう

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午後は午前中に出力した漢字をイメージして、Keyたっちと工作、Scratchを組み合わせてあそびを作るというテーマでした。
写真はサンプルとして未来工作ゼミが用意した作品。一番手前は「魂」「脳」「克」という3文字からイメージして作った「魂シューター」と言う作品です。簡単に言うと物理的な的に貼り付けた「魂」「脳」を狙って撃つ射的です。

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なかなか難しいテーマかな?と懸念していましたが、会場からは面白そう!という声が上がり、チームごとに別れた参加者はみんな早速に制作に取り掛かっていました。
Scratchも学校やイベント等で利用されるケースが増えたためか、会場の参加者の約半数くらいは使ったことがあるようで、特に使い方など解説すること無く製作に入ることができました。

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工作も続々と手が動いていました。写真はKeyたっちのオプションパーツであるロータリーエンコーダ(回転の入力を取れる部品)でハンドル型のコントローラを作っている様子です。やってみよう。と思ったらとりあえず作ってみて試して、色々やってみる。チームで話しあってどこがだめだったか、次はどうするか決めて進める。といういわゆるクリエイティブラーニングスパイラル的な動きができていたのが良かったと思います。

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今回はプログラミングだけに終始しないように、特にお仕着せの手引きなどは準備しなかったのですが、それでも経験者を中心に凝ったプログラムを作り込んでいるチームもありました。
必死にプログラムしている横でダンボールで構造物を作っているのがビジュアル的に面白いですね。

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今回は教室の一角に様々な素材をまとめて置いておきました。特に目を引いたのが、若穂紙器さんに今回のために特別に作ってもらった通称「デコボール」です。
色々な模様に予め切り抜かれているダンボールで、模様として使ってよし、切り抜きを抜き出して部品にしてよしのユニークな素材です。

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実際に参加者のみんなも活用してくれました。ダンボールの可能性をまた一つ感じた素材です。

完成した作品たち

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午後は3時間ほどの制作時間でしたが、実にいろんな作品が作り出されました。
これは大判のダンボールに接点を貼り付けて、サッカーのペナルティキックのようにして遊ぶ作品。

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こちらは気合の入ったドラムセットです。こだわりのポイントはシンバルがちゃんと揺れるところだそうで、紙コップで作ったベースを工夫してバチで叩くとしっかりと揺れます。
その他もきれいに作られていて、もちろんすべてのドラムが叩くとKeyたっちを通して信号が伝わり、Scratchのプログラムで音が出るようになっています。

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こちらはハカセも驚いた金魚すくいゲーム。パソコンの画面のグラフィックも自作してあり、3時間の間でチームで協力して作り上げないとここまでは完成しないと思います。
遊び方は一目瞭然、Keyたっちにつながった魚をダンボールで作ったポイですくって、銀紙で作ったお椀に入れると、画面上でも金魚がすくえる、と言う具合です。

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仕組みは意外とシンプル。針金でKeyたっちに魚と接点をつなげ、お椀の方はグランド(マイナスの接点)をつなげます。
KeyたっちはA~Eの接点とグランドの接点が触れると、それぞれのキー入力に変換するので、どの魚がすくえたかがわかる。という仕組みです。なかなかにKeyたっちを使いこなしてくれた作品でした。

むすび

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3Dプリンタ、カッティングマシン、Keyたっち+物理工作+Scratchと、名前に負けず、ものづくり満載の講座となりました。
欲張りすぎたかな、とちょっと心配もしていましたが、参加者はみんな熱心に作品制作に取り組んでくれており、手応えを感じた日となりました。

今後も本企画は30日の中南信向け「信州ものづくり教室」と、8月3~5日に3日間連続で開催される信州Makersキャンプへと続きます。
信州Makersキャンプは今後、長野県教育委員会から募集がかかると思いますので、発表されたら本サイトでもお伝えしようと思います。お楽しみに。

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