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未来工作BLOG

2017.01.17

おぶせ未来工作合宿1日目レポート

こんにちは。
未来工作ゼミのよーだです。
1月最初の連休を使って、お父さんお母さんも一緒に参加してもらえる電子工作ワークショップ、おぶせ未来工作合宿を小布施町で開催しました。その様子をレポートします。

ミニ四駆をラジコンに改造してレース!

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小布施町の講堂に30人近い子供と、その保護者のみなさんに集まってもらいました。
みんな、ミニ四駆をラジコンに改造する。という事は事前に知っていましたが、具体的にどんな事をするのかは分からず、内心ドキドキという風でした。
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よーだからラジコンを作った後に特設コースでレースが行われることが説明されると、早くも優勝したい!絶対勝つぞ!という声が、レースと言う目標があることで、やる気がみなぎった様子でした。
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ミニ四駆の改造は、株式会社Cerevoさんが開発、販売しているMKZ4というキットを使って行います。
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まずは基板に部品をはんだ付けです。小さい基盤に小さい部品。はんだ付けも初めてという参加者もいて、最初はみんな、おっかなびっくりでした。
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ハカセや、応援に来てくれた株式会社Cerevoのスタッフのみなさんにみてもらい、いくつか部品を付けるうちにだんだん自信がついてきたかな。
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徐々に率先して部品をはんだ付けしていく参加者が増えてきて、当初予定していたよりも良いテンポで基板パーツの完成が相次ぎました。子供のうちは覚えるのも慣れるのも早いものですね。
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基盤が完成したら、プログラムを書き込みます。MKZ4はArduino互換のCPUボードが搭載されているので、ArduinoIDEでスケッチ(プログラム)を作成して書き込みます。
この日はプログラムの改造まではやらず、あらかじめ用意されていた操作用スケッチを書き込みました。
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基盤が完成しても、まだまだラジコン化は途中です。
ミニ四駆のシャーシを改造して、ステアリングを作る必要があります。このためのパーツもキットに含まれています。説明書をよく読んで、最後まで慎重に組み立てました。
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苦労の甲斐あって、ラジコンミニ四駆が完成。
完成後はWifiを使ってミニ四駆にアクセスして、スマートフォンで操作します。前進後退、左右の操作を画面のフリックで行います。
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作り終わった参加者から、我先にとレースコースで練習を始めました。
実際に動いているラジコンをみると、まだ制作途中の参加者も、早く動かしたい!とばかりにどんどん完成させていました。

いよいよレース個人戦出走!

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みんなが完成したところで、いよいよレース開催です。1日目は個人戦。入賞者には特製の楯が送られます。
この楯は未来工作ゼミがレーザーカッターなどを駆使して制作した特別製。職人の手作りのため同じものは2つとありません。
楯の中の車輪が回転するギミックも見て、参加者のみんなは「ほしい!」と、とてもやる気になってくれました。
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スターティンググリッドに車体を納めて。
よーい。どん!
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レースが始まると、まず最初の難関は上り坂&下り坂ゾーン。全力で登らないと上がれず、慎重に下りないと転倒してしまうテクニカルゾーンです。
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なんとか下り坂を転ばずに降りれると、待っているのは迷いの森ゾーン。視界が遮られるうえに中に木が生えていて直進を阻みます。
このゾーンをなかなか抜け出せず、タイムロスする参加者が続出でしたが、ここで後れをとってもまだ挽回のチャンスがあります。
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迷いの森の先は、デコボコ悪路ゾーン。枯れ木が散在していて、はまってしまうと抜け出せず、最悪転倒してしまいます。
こちらもあせって直進しようとして転倒してしまう参加者が続出の難関ゾーンでした。
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悪路の次は、一本橋ゾーン、ジャンプ台ゾーンと続きます。
森と悪路でライバルが手間取っている隙にかけぬけられるととても気持ちのいいゾーンです。
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しかし、ゴールの前には巨石が立ち並ぶ遺跡ゾーンが控えます。
一見突破できそうな砂利道も、踏み入れると舵をとられ巨石に激突してしまいます。ここまでリードしていた人も、この遺跡ゾーンで大苦戦して、いくつもの大逆転が生まれました。
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大逆転の立役者もう一人が、ゴール直前の登山道。雁田山ゾーンです。
上に行くほど狭くなるので、上手くゴールインできず。落下する人が続出。ゴール前まで気が抜けないコースでした。ちなみに、個人戦レースコースも未来工作ゼミ特製です。
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上手くゴールできると、山頂のゴールゾーンに123と綺麗にラジコンが並びます。
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過酷なレースのため、電池ケースがとれてしまうなどのトラブルも。
席に戻ってピットイン。大急ぎで直しました。自分で作ったものですので、直すのももちろん自分の力で。
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白熱と混戦のレース個人戦。制したのは。
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こちらのみんな。終盤は操作やコースにもなれ、鮮やかな走りでした。
中には独自に改造して、転倒しないようにパーツを付けた参加者も。優勝したい。という思いを想像力で実現した好例でした。
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最後は記念撮影!
こうして1日目は大盛り上がりのうちに幕を閉じました。

むすび

ただミニ四駆をラジコンにするという作業ではなく、レースをして優勝するためにラジコンを完成させる。そして操作しやすいように工夫をする。
今回のワークショップでは、目標に向かって想像力を働かせる。考える。という点が実現できたように思います。その中で、どんな仕組みで動いているだろう?もっと改造するにはどうしたらいいだろう?ということに興味を持ってもらえれば、自然と学びになると感じました。
2日目は、その辺りをちょっとだけ掘り下げるような内容としました。2日目のレポートもお楽しみに。

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