こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
長野市のモノづくりの拠点となるべく活動中のFabLab Nagano。
先日は、自分で作れるパソコンIchigoJamを使ったワークショップの第２弾が開催されました。今日はその模様をレポートしたいと思います。

２拠点同時開催でBasicプログラミング

前回に引き続き、UFO長野（信州大学工学部）とFabLab長野（信州大学教育学部）との２拠点同時開催となったIchigoJamワークショップ。
今回は、前回参加してくれたみんなを対象に、プログラミングに慣れるため、ゲーム制作をしてみます。

IchigoJamを起動して準備万端。もちろんこのIchigoJamは前回自分で組み立てたもの。みんな大事に持っていてくれました。

今回作ったゲームの１つ目は、このようなプログラムです。
実際に動作するコードなので、この通りIchigoJamに打ち込めばゲームプレイすることも可能ですよ。

信州大学のお兄さんたちに教わりながら、お父さんお母さんと一緒にプログラミングしていきます。
実際は、全部のプログラムを一気に組むのではなく、工学部の不破先生に少しずつ解説してもらいながら、一緒に作っていきました。

前回から、おうちに持ち帰って色々なゲームを作ってみた参加者の子もいました。流石に手が早く、どんどんプログラミングしていきます。
まずは何でも作ってみて、動かす。そしてちょっとずつ変えていく。これがプログラミング上達のコツ。ゼミのScratchテキストも同じ発想です。

最終的には、画面内に広がるコインを集めるゲームが完成しました！
完成後は、UFO、FabLabのみんなで遊んでみてスコアを競いました。最大点数１０点のはずが、改造して2026点（参考記録）をたたき出した参加者もいました。

ヒット＆ブローゲームを作る！

本日２本目のゲームのプログラムコードです。
１本目よりだいぶコード量が増えていますね。それでも、ここまで来ると参加者のみんなも慣れてきた様で、実は１本目より早く完成しました。

とはいえ、量も増えて、やっていることもちょっと複雑。時々は教えてくれるお兄さんも頭を抱えるような事態も。
何でこんな動きになるんだろう？そう考えることでより深くコードを理解できます。間違えを探すこともプログラミングでは重要な要素です。

お父さんと一緒に１ステップずつプログラムを追って、処理を確認。何回も読んでいると、なんとなーくコマンドにどういう意味があるのかが分ってきました。

完成したら、さっそく遊びました。ふた桁の数字を当てるゲームで、数も桁もあっていればHIT。数があっていて桁が間違っていればBLOWというヒントをくれます。それを手がかりにして数字を推理します。
頭を使って考えないといけないゲームで、ゲーム作りよりゲームクリアの方が難しかったと言う声が結構ありました。

最後は、何回で数字を当てられたか競うゲーム大会を開催。FabLabからも最速クリア者を輩出することができました！
２拠点間で行う事で、それぞれの会場の特色の様なものが徐々に出てきているように感じました。今後は、より２つの会場が一体になれるような工夫を考えていきたいと思います。

むすび

幸いにして天気にも恵まれ、気持ちのいい環境でプログラムに勤しめる会となりました。
当初は文字だけのプログラミングで、参加者のみんなの集中力が持つか心配でしたが、目の前で自分のIchigoJamが機能を変えていくのが、相当楽しかったようで、実はFabLabではUFOの進捗を待たずにどんどん作って完成させ、改造まで行って楽しんでいました。
（実はUFOの方でもそういう参加者がいたかもですが）
現在は第一回の参加者の皆さんを対象としていますが、主催されている長野市さんでは、それ以外の方の参加も検討しているようです。
新規参加のお申し込み受付があった場合、本WEBサイトでも告知しますので、ご期待下さい。
当日使用したテキストで、私が制作したものを以下に公開します。当日参加できなかった。参加してみたいけどどんな事をやるの？と言った時にご参考にして頂ければと思います。
ヒットアンドブロー_テキスト