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未来工作BLOG

2016.09.15

サマーアドベンチャーキャンプ 2016 よーだレポ- 燃料電池車の章 -

こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
サマーアドベンチャーキャンプ2016レポートでは書き切れなかった物語をお送りするシリーズです。
今回はマルシェに登場してくれたとある車についてレポートします。

未来のエネルギーの形を考える

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こちらの車(模型ですが)と、大きな装置、そして「水」を燃したカプセル。本田技研工業株式会社さんが、研究されておられる水素エネルギー社会が、どの様なものかをキャンプの参加者たちに教えてくれるために、用意してくれたものです。
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未来工作ゼミと本田さんの出会いは、夏の初めころまで遡ります。
その研究を見せて頂くため、埼玉県までお邪魔しました。一見なのんの変哲もない一軒家に見えますが。
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太陽電池が設備され、その他にもコージェネレーションシステムという発電システムを備え、スマートエネルギーの実装を検証する、研究用の住宅なのだそうです。電機はすべて自給自足され、それに付随した住宅システムも色々と設置されていました。
写真は模型ですが、数軒あるうちの一軒は、研究用だけでなくきちんと住人がいて生活しているそうです。
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この住宅でイメージしているのはエネルギーを作りだし、シェアする世界だそうで、エネルギー問題の解決策を日々検証されていました。
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ガスを使った発電機やソーラーパネルで発電した電力をEVに充電し、有事はその蓄電した電力を利用する。また、今回のキャンプでも活躍してくれた、EVやFCVからの給電を利用し、移動するバッテリーとしてたとえば職場や公共施設で持ち寄った電力を活用する。そんな構想をされているそうです。
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普通の車とは違い、タンクの位置ではない所に充電用の口(普通の車なら給油口に相当)が付いています。ポイントは、充電することもできるし、専用の装置を利用すれば、車から給電もできる。と言うところだそうで・・・

車が電源に?EVカー・燃料電池車でライトアップ

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実際にマルシェでEVカーからの給電を活用して頂きました!
このように、PowerExporter という名前の機械をつなげると、機械についているコンセントから電気がとれます。写真はちょっと分りにくいですが、スマートフォンを充電していますね。
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そう言った、ホンダさんが目指している未来のエネルギー構想について、わかりやすいようにワークショップ形式で教えていただけました。
お話をしてくださっているホンダのおじさん(仮)は、あのアシモの初代開発にも携わった研究者の方だそうですよ!
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マルシェで電力を供給してくれたもう一つの車、FCV(水素燃料車)は今、次世代の車として世界中で研究が行われている最先端の車です。
「水素の力で発電する電池」で動く車。少し前だとSFの世界の物でした。それが目の前にあるのだから、感嘆を禁じ得ません。
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こちらも PowerExporter を接続して、水素から作った電気を給電することができます。
しかし、横に見える大きなスイッチはなんでしょうか?
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実は、このスイッチをONにするとこの通り、マルシェの後にスタードムに配されたLEDライトの点灯スイッチになっていたのです!
当日は点灯式として、参加者のみんなで一緒にスイッチON!しました。

電気を作るのは大変。発電ブースも登場

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ホンダさんは、未来のエネルギーワークショップの開催と、EV・FCVカーでの給電のご協力以外に、マルシェにブースも出店頂きました。
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電気を起こすのはどれだけ大変か、身をもって知るコーナーです(笑)
自転車を思いっきりこぐと、テント内に吊るされている電球がほんわか光ります。
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参加者の子供たちも、店番の合間にマルシェのお客さんにまじって参加しましたが、一生懸命こいでも電球1つを光らせるのが精一杯。
1台で会場全体の電力を賄ってしまっているFCVのすごさを感じました。

むすび

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今回のサマーアドベンチャーキャンプも、本当に様々な方にご協力頂いています。
ひょんなことからご縁の出来た本田技研工業株式会社には、本キャンプの理念もご理解いただき、最先端の研究である未来のエネルギーに関して、子供たちに伝えるためにご協力いただけました。
まだまだ実物を見ることは難しいFCVの登場に、参加者はもとより、マルシェのお客さんも興味津々でした。おかげさまで、自然と未来のテクノロジーの融合を想像する未来工作ゼミのイベントとして、これ以上ないものにできたと思っております。
本田技研工業株式会社様。本当にありがとうございました。
ホンダ様のテクノロジーについてはこちら

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