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未来工作BLOG

2016.02.03

新しい技術授業の取り組み デジタル工芸教室 at 新島学園

未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
ゼミの活動の様子をお伝えします。
 
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今回は新島学園中学校さんにお邪魔してきました。
本サイトでも度々ご紹介させていただいていますが、学園さんの取り組みついてお伝えできていなかったので、今回はその内容についてご紹介したいと思います。

デジタル工芸教室とは

新島学園さんでは中学1年生全クラスを対象に、技術の授業として『デジタル工芸教室』という講座を開いています。
時代の要求に応え、学校の授業にICT・プログラミングを取り入れていこうという試みで、未来工作ゼミもお手伝いさせていただいています。
 
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デジタル工芸教室では、まず最初の授業で、木製マウスパッドを自分で作ります。
素材の木は、懇意にされている材木屋さんから、特別に仕入れたこだわりの材だそうで、とても美しいです。
一生の財産になるものを作ってもらいたい。という先生方の思いが伝わってきます。
 
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そして未来工作ゼミがお手伝いするプログラミングの授業で、そのマウスパッドを使います。
道具を作った後は、その道具を活用して自分たちで楽しむアプリを作る。技術の授業の中にアナログとデジタルのモノ作りが融合しています。
生徒さんたちが、必要なもの・欲しいものは自分たちで作り出すことができる。という事が自然と学べる内容になっていますね。

授業の様子

 
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デジタル工芸教室は中学1年生全クラスを対象としているので、前期・後期で分かれています。
前回ご紹介したのは前期でした。今回は後期の3クラス。新島学園さんのメディアルームで授業です。
 
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ハカセのおおさんが、母校の後輩たちにエールを送らせていただき、アプリの制作開始です。
 
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以外にも?女の子たちも興味津々で開発していました。
 
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悩んでいる生徒さんに、ちょっとアドバイス。
 
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ポイントに気づくと「そういうことか!」と声を上げてひらめきの楽しさを表現してくれました。
 
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となりの友達の作品を参考にしたり
 
 
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「それどうやってやったの?!」と教え合う姿もありました。
 
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アプリ制作が完了したら、完了の印としてマウスパッドに焼印を押します。
良い木材を加熱することで発生する、何とも言えない薫香が室内に漂い、とても心地よかったです。
 
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このマウスパッドと焼印が、デジタル工芸教室を修了したことの証として、生徒さんたちの思い出に残ってくれる事を願います。
 

まとめ

 
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授業の最後に、良くできた作品を、無作為にいくつか発表させてもらったのですが、後々お話を伺ったところ、発表者に選ばれたのは、普段はあまり目立たない生徒さんが多かったそうです。
勉強以外の側面から、生徒の能力の発揮できる場所を見つけてあげたい。というデジタル工芸教室の狙いにドンピシャだった。と担当の先生におっしゃっていただけました。
未来工作ゼミとしても、まさに実現したいところだったので、とてもうれしかったです。
 
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技術は日々進歩していて、自分を表現する方法も変わってきています。必要な能力や、才能の発揮のしかたも変わってくると思います。
彼ら、彼女らが楽しんで技術を学び、正しく利用できるように、これからもお手伝いさせて頂こうと思います。

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