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長野市立加茂小学校でクラブ活動支援!
こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
今回は長野市立加茂小学校で行わせていただいている、パソコンクラブの活動支援についてレポートします。
長野市立加茂小学校は長野市の西部、信州大学教育学部のすぐ近くにある小学校です。
校庭の脇にはどんぐり林があり、秋にはたくさんどんぐりが落ちるそう。
このどんぐりの木は、学校のシンボルなのだそうです。
写真は加茂小学校のパソコン室。
長野県の小中学校にはすべてこの様なパソコン室が整備されているそうです。
実は、この加茂小学校の学区内に未来工作ゼミのオフィスがあり、地域企業の協力と言う事でパソコンクラブの活動を支援させてもらう事になりました。
実際の小学校教育の現場で、プログラミング教育がどのように展開できるのか、小学校と未来工作ゼミ共同での実証実験となります。
活動支援で利用するのは、未来道場で利用しているプロトタイプハッキング式テキストです。
道場生にはおなじみのこのテキスト。
ゲームを作る事を目的にするのではなく、ゲームを”ハッキング”してプログラミング能力でゲームクリアしたり、新しいゲーム性を追加したりすることを重視した内容になっています。
プログラムを書く力、コーディング技能を覚える事ではなく、プログラミング的な思考能力、発想力を身につけることを目的としています。
ゲームのジャンルも様々で、未来工作ゼミのハカセ達が日夜開発しています。
実際のプログラマーが開発した”ソースコード”を見る事が出来るのもこのテキストの特徴です。
普段遊んでいるアクションゲーム、シューティングゲーム、ロールプレイングゲームなどが、どんな考え方で作られているのだろう?と言う事を”ハッキング”して学ぶことができます。
”ハッキング”と聞くと悪い事では?と思う方もいるかもしれませんが、パソコンを使って悪い事をするのは”クラッキング”と言います。
ハッキング (英語: hacking、別名:ハック,hack) とは、コンピュータの隅々までを熟知した者が行うハードウェア・ソフトウェアのエンジニアリングを広範に意味する言葉。他人のコンピューターに不正に侵入するなどの行為がハッキングと呼ばれる場合もあるが、これは正式にはクラッキングと呼ぶ。本来ハッキングという言葉はエンジニアリングという行為そのものを指す用語であり、悪意・害意を持った行為に限定されるものではない。
wikipediaより
コンピュータやアプリの仕組みを調べたり研究したりすることを”ハッキング”と言います。
海外だと”ハッカー”はコンピュータやプログラミングに詳しい人の代名詞になっています。
さっそくゲーム開発開始。
まずはちょっとだけ未完成なゲームをアベちゃんの説明を聞きながら完成させていきます。
ほとんどのみんなはScratch初体験でしたが、迷うことなくすいすい完成させてくれました。まったくの未経験でも30分あればゲームを完成させる事ができます。
なんと、クラブ員の中には道場生もいました!
さすがに道場生はアベちゃんの解説を聞くのもそこそこに、ゲームを完成させて好奇心のままに”ハッキング”していました。
加茂小学校の先生は以前ゲーム制作を体験済み。
大人であれば一度プロトタイプハッキングテキストを体験すれば要点をつかめます。
この日はパソコンクラブ担当の先生も一緒に指導していただけました。
通常の道場では一本のゲーム制作は40分~60分。
進行度と盛り上がり方によりハカセが調整しています。
小学校のクラブ活動の時間帯は14:50~15:50の60分でちょうど道場のゲーム一本分の時間なので、こども達も飽きることなく最後まで大盛り上がりでした。
実は盛り上がりすぎてちょっとだけ時間が延びてしまったのですが。そこは反省材料です。
2020年の教育要綱改定による小学校からのプログラミング必修化が注目されており、小中学校の先生方のプログラミング教育への注目が日に日に高くなってきています。
未来工作ゼミが思考錯誤して実践している講座や活動が、実際の小学校でどんなふうに行かせるのかを、加茂小学校さんと一緒に11月までをかけて試していきたいと思います。
本講座の最終目標は、自分で作ったり改造したゲームを仕上げて、長野MIDORIリンゴの広場で発表すること。です。
発表の詳細は決まり次第、ブログなどでご報告しますのでお楽しみに。
加茂小学校パソコンクラブのみんなにプログラミングを楽しんでもらえるよう頑張りたいと思います。
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