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未来工作BLOG

2024.09.26

レポート

新島学園 3年生 出張講座レポート

はじめに

9月の初週から第3週にかけて群馬にある新島学園に出張講座を行いました。

 

担当したのは中学3年生の授業で、3回分の授業時間を使いオモチムの講座を開催しました。

 

今回はその様子をお伝えいたします。

オモチムとは?

オモチムというのは弊社が開発しているロボットなのですが、今回使用したのはそのアプリケーション版となります。こちらのアプリは物理の挙動を再現した3D空間上で工作やプログラムなどのものづくりができるパソコンでのデジタルな学習にぴったりのアプリになっています。

 

ʘmʘchim公式サイト

授業1回目 : まずはチュートリアル

まず最初の授業で操作方法やオモチムを改造する方法などに慣れてもらいました。
こちらがチュートリアルのステージに取り組んでいる様子です。

 

オモチムにはこのようにクエストというクリアを目指すモードがあります。
クリアを目指す中でオモチムの改造の仕方や使い方、プログラミングの仕方などを自然に学べるようになっています。

授業2回目:NPCとの戦い

授業の2回目ではオモチム同士を戦わせるアリーナモードで
NPC(コンピューターが動かすオモチム)と対戦してもらいました。

 

直線をいかに速く駆け抜けることができるかを競う『ゼロヨンモチレース』
制限時間内に中央にあるオモチをたくさん集める『モチ転がし』

 

この2つの競技で対戦相手のNPCに勝てるように試行錯誤しながら何度も改造を繰り返していました。

授業3回目:班対抗のコンテストを開催

そして最後の授業では班で作ったオモチム同士をトーナメント形式で対戦させる
『オモチムプログラミングコンテスト』を開催しました。

 

こちらのコンテストは「オモチムバッティングバトル」という野球をモチーフとした競技ステージに基づいて行われました。ルールは簡単で制限時間内に飛んでくる球を打ち返し、より多くの得点を稼いだオモチムの勝利というものです。

 

ただし現実の野球のようにバットを使って打ち返すというような決まりがないため、
ボールが来たことをセンサーで検知してサーボモーターの回転の衝撃を利用して飛ばすなど
どうしたら球を捉えて遠くに打ち返せるかという仕組みから考えながらオモチムを作る必要があります。

トーナメントでの対戦

班ごとのオモチムが出揃ったらそれを戦わせていきます。
作ったオモチム同士が戦う様子を観戦しながら一喜一憂して盛り上がっていました。

 

中にはホームランを連発するオモチムや相手の弾を邪魔するようなオモチムがいたりと班によって様々な作戦を取っていて、とても見ごたえのある白熱するトーナメントとなっていました。

表彰

今回のコンテストでは優勝、準優勝、3位、そして競技だけでなく見た目にこだわったオモチムにデザイン賞、仕組みの工夫が優れていたオモチムにアイデア賞を贈らせていただきました。

 

表彰は弊社の代表でもあり、新島学園のOBでもあります
大手より後輩に向けた熱いメッセージを添えて行わせていただきました。

 

受賞した班の皆様、本当におめでとうございます。
惜しくも受賞とならなかった班も素晴らしい改造だったと思います。

おわりに

新島学園に講座に行く度、生徒の皆様と豊かな想像力や自由な発想を形にしてくれて私たち講師としても驚きや発見の機会をいただけていると感じております。今回の講座も生徒の皆様にとってデジタルなもの作りとしての学びの場そして学校生活でのいい思い出として残ってもらえていたら幸いです。

 

以上、にしくんより新島学園3年生の出張講座のレポートでした。

お知らせ

なんと今年はオモチムが信州未来アプリコンテストZeroの競技になります。
その名も『オモコン2024』 !!

 

今回の授業のようにオモチムを使った競技で対戦するコンテストになっています。
小学生以上であればどなたでも参加できるので興味を持った方はぜひエントリーしてみてください!

 

オモコン2024

この記事を書いたクリエイター

ゲームプログラミング研究員

にしくん

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