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2019.10.04

中学校技術授業でプログラミング!新島学園中学校1年生授業レポート

こんにちは。
未来工作ゼミのハカセ。よーだです。
群馬県の新島学園中学校にて中学校1年生の技術科でプログラミング授業を行ってきました。その時の様子をレポートします。

中学校技術プログラミング授業「デジタル工芸教室」


新島学園は群馬県安中市にある中高一貫の私立校です。こちらでは技術科の授業として木工作品作りと情報を組み合わせた「デジタル工芸教室」という授業を行っています。
未来工作ゼミは毎年、中学技術科のプログラミング授業の開発と運営に協力しています。
2年生の様子

キータッチをつかって身近なものをおもしろく

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中学1年生ではキータッチを使って身近にあるものをプログラミングして「さわっておもしろいものを作る」というテーマにチャレンジしてもらいました。
ナイフやフォークから鍋のふた。クリップやカギなど様々な電気を通す道具を用意して、気になったものを手に取って、キータッチとプログラムを組み合わせます。
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制作は3~4人のチームに分かれて実施。学校授業の良いところは、すでに大小のコミュニティが形成されていて、すぐにチームができて意見の交換が行われるところ、当然ですが単発でその日集まった講座ではこうはいきません。
中学1年生ではScratchなどのプログラミングに触れたことがない生徒も多く、これってどういうこと?キータッチってなに?とチーム内で質問疑問をぶつけあいながら試行錯誤してくれました。
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完成した作品は音が出る道具だったり、触ると画面内でキャラクターがリアクションする道具だったりとアイディアがあふれるものがたくさんでした。
写真の作品は焼き菓子を入れるための容器をつかってピアノの鍵盤を模した楽器です。キーごとに画面内のキャラクターが喋ったりとこんなことやったらどうなるんだろう?という探求心も発揮できたよい制作になったと思います。
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最後はクラス全体で発表の時間です。発表といいつつも、ほかのチームの作品をどう思ったか、どう感じたかを共有する時間としいため、いわゆるプレゼンテーション形式ではなく、むしろ聴衆側が発表者のところへ行って実際に触れる形式にしています。
クラスを発表側と見学側にわけて交互に作品を見せてもらう時間としました。他者の作品を触ってみたり、どうしてそう作ったかを近くで聞けることで、自分の作品を振り返る機会ともなりました。

むすび

中学校1年生で授業2コマ、時間にして2時間弱の講座でした。初めて触るScratchプログラミングやキータッチに対しても生徒たちは特に臆することもなくどんどん失敗とチャレンジを繰り返してしてくれました。
一般にはプログラミング教育の必修化が始まる。どうすればいいの?と騒がしいですが、案外生徒たちにとってはそれほど恐ろしいものではなく、とても楽しみなものではないかなと思います。
未来工作ゼミでは学校授業などのご相談も受け付けております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせいただければと思います。

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