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新島学園中学校3年生ぐんまプログラミングアワード結果!
こんにちは。
未来工作ゼミのよーだです。
群馬県の新島学園にて9月に3週間をかけて行った中学3年生の技術の授業。デジタル工芸教室。そこで作成した4作品ぐんまプログラミングアワード2019のファイナルに出場しました。その様子をレポートします。
製作時の様子はこちら
ぐんまプログラミングアワードは優れたプログラミングの人材発掘を目的とするコンテストで今年で3年目。ジュニア、マスター、テクニカル、アプリケーションなどの部門があります。新島学園の生徒たちが出場したのは、小学生~中学生が自分たちで作ったScratch作品を披露するジュニア部門です。
ファイナルは群馬県は前橋市にあるベイシア文化ホールというとても大きな会場で行われました。
新島学園からの出場で一番最初にプレゼンしたのは、安全第一オニオンズでした。このチームは交通事故が発生するのを押さえるにはどうしたらよいか。と言うテーマを設定して、それに対して実際にハンドルとアクセル、ブレーキ(バック)で操作できるシミュレーターゲームを作ったチームです。
会場に向けて実際にハンドルを回しながら車を動かします。現実はいろいろな危機があることを表すために、ちょっと理不尽なくらいの罠があったので、実演時に自分たちも引っかかってしまい、会場の笑いを誘っていました。
コーフィー豆は、日々のストレスを解消したいという比較的シンプルなテーマで作品制作をしました。出来上がったものも見た目はシンプルで、箱に貼り付けた接点を、同じく接点を設定した剣で叩くとドラゴンに攻撃できるというものです。
この作品のポイントは、複数の接点を決められた順番で叩くことで、格闘ゲームのコマンド入力のように違った技が出せるという点です。実際に拳で叩いて実演してみると、なるほど順番によっていろいろな技が出るので、観覧している人たちからも感嘆の声が上がりました。
Love Moneysの作品はリアル怪盗シュミレーターです。対するテーマはズバリお金がほしい!でした。お金はほしいけれどままならない、そんな時に憧れるのは華麗に盗み出す怪盗だろうというアンサーで、怪盗を体験できるゲームを開発しました。
作品はというと、決められた方向と回数にダイアルを回して金庫を開けます。すると金塊が手に入りますが、警報がなって警察がやってきます。怪盗は警察に捕まらないように、走って逃げれたらゲームクリアとなります。
金庫のダイヤルはKeyたっちの追加パーツであるロータリーエンコーダを埋め込んで入力をとったり、走って追いかけるところは、踏むことでキー入力を取れる仕組みにしたハードウェアで歩数をとったりと、工作上の工夫が光ったチームでした。プレゼン時には、怪盗と警官役のコスプレまで自作して望んでいました。
実物大の白いギターをダンボールで制作して、弦の針金を触ると色々な楽器の音が出せるマルチギターを作ったFCありさかでしたが、プレゼン中に実際の音を聞かせるところでまさかの会場の機器トラブルに見舞われてしまいました。プログラムから音は出せていたのですが、PCの音源をなぜか会場のスピーカーから流すことができず、広い会場ではいまいち音が聞き取れないという結果に。
作品は、作り込んだギターのディティールとギター以外の音を出せるように画面で色々な楽器に変更できるように工夫したプログラムがよく出いていたので、本人たちはとても悔しそうでした。
前日のリハーサルではプレゼン内容もバッチリだったので、トラブルは惜しまれます。
ジュニア部門の表彰では、本賞である大賞は3年間出場し続けた今年小学4年生の小学生でした。ジュニア部門はどの作品も全く同じと行って良いくらいみんな良い出来だったので、勝負は時の運ということでしょうか。
新島学園のチームの中では、Love Moneysが、株式会社アイ・エム・エス様が提供するアイエムエス賞に輝きました。作品の作り込みもよくできていましたが、プレゼンに向けて衣装までコツコツ作った点が良かったのではないかと思います。
実はこのチーム、学校の授業のときには作品を完成することができなかったのですが、コンテスト出場が決まってから毎日昼休みや放課後を使って完全に思い通りに動くまで頑張ったそうです。
伸びしろという部分でも一番頑張っていたので、賞をいただけて未来工作ゼミとして嬉しく思いました。
学校でのプログラミング教育の一環として、こういったコンテストを着地点とするのは面白いかなと感じました。Keyたっちを使った授業と合わせても非常に効果的だと思います。
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